露出補正とは?わかりやすく写真で解説!

アンダーな写真 カメラ初心者向け

みなさんこんにちは。

車の運転で右腕だけ日焼けしてきた茨城のカメラマン仲居です。

今回はどのカメラにも備わっている「露出補正」についてお話させていただきます。

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そもそも露出補正とは?

露出補正とは、写真の明るさをカメラではなくカメラマン自身のイメージで調整する機能です。

一般的に明るく露出補正することを「ハイキー」(※オーバーとも言う)、暗く露出補正することを「アンダー」と呼びます。

イメージ的には

■ハイキー=爽やか、ふんわりなイメージ

■アンダー=シック、落ち着いたイメージ

になるので、露出補正を行う事で写真のイメージをコントロールしやすくなります。

※マニュアルモードとAUTOモードでは機能しませんのでご注意ください。

結局、露出補正するとどんな写真になるの?

そうですよね。まずはいつも通りどんな写真が撮れるのか見ていきましょう。

露出アンダーで撮った紫陽花
まずは思いっきりアンダーな写真。かわいらしい紫陽花をシックにしました。
露出ハイキーで撮ったビーズ
次はハイキーな写真。キラキラしたビーズがハイキーにすることでよりふんわりキラキラしたイメージに。

どうでしょうか?上記の写真は現像ソフトで仕上げていますが、撮影前に「アンダーにしたらカッコよくなるか?」「ハイキーにしたらもっと可愛くなるか?」と予めイメージすることで、より思い通りの写真が撮れるようになります。

露出補正の操作方法

ほとんどのカメラには露出補正をするボタンが付いていますので、まずは操作方法を覚えていきましょう。ちなみにどのメーカーでも露出補正は似たようなデザインですが、ボタンが無い場合はカメラのメニューから露出補正を探してみてください。

露出補正ボタン
露出補正のボタン。どのメーカーでも似たようなデザインのボタンなので探してみてください。

露出補正のボタンがある場合は、このボタンを押しながら右手側のダイヤルを左右に回すと露出を変更することができます。

露出補正を行った画面
露出補正を+3に設定したところ。+-の横に現在の露出補正が表示されている。

初心者向けの記事や書籍では「露出補正は0.7刻みで調整しよう」とありますが、おすすめは+ー3まで一気に補正してから徐々に下げていくと、先にゴールイメージが掴めるためおすすめです。

Lightroomなどの現像ソフトを使う場合は0.7程度であれば余裕で変更できるので、特にアンダーは思いっきり暗くした方が良い結果が残せるパターンが多いです。

写真で露出補正の効果を見てみよう!

さて、相変わらず前置きが長かったかも知れませんが、ここからは実際に露出補正を行った写真を見ていきましょう。

カッコよく撮れる!露出アンダーな写真

露出マイナス5
まずは露出ー5 暗くて何も見えない…笑
露出マイナス3
露出ー3 おっ!なかなかカッコいいですね。
露出マイナス1
露出ー1 なかなかいい感じですが、やや背景が出すぎか?
適正露出
露出+-0 適正ですが面白みはありません。キレイには撮れています。

ふんわり可愛く!露出ハイキーな写真

露出プラス5
露出+5 なんだか抽象的なイメージになりましたね!グレーな背景も白になっています。この状態は露出オーバーとも言います
露出プラス3
露出+3 ふんわりしつつ、しっかりとしています。個人的には好きなイメージです。
露出プラス1
露出補正+1 ちょうど良いですね。
露出0の二回目
念のためもう一度 露出+-0 キレイには撮れてます。
変化の流れ
露出補正による変化の流れ。普通に使うなら±1ですが、イメージを変えるなら±3で変化を楽しみたい。

露出補正+-3を調整してみる

ここまでで露出補正の大まかな仕組みと出来上がりはイメージできましたか?

「アンダーはカッコよく、ハイキーはふんわり撮れる」とざっくり覚えておけば、被写体を見たときに「これはこうしよう」と一歩進んだスタンスで撮影に臨めると思います。

それではせっかく撮影をしたので、それぞれ+-3の写真を調整してみようと思います。

まずは露出補正ー3の写真から

露出マイナス3を調整した
露出ー3の写真を調整しました。アンダーの写真はコントラストを上げると色が締まって良いと思います。
マイナス3の比較
比較写真です。コントラストの他、ハイライトも高めてカッコよくしました。

露出補正を大きくマイナスにしていたので、明るさを上げても黒が締まってシックな印象で調整できました。

次は露出補正+3の写真を調整します。

露出プラス3の調整後
露出補正+3の写真を調整しました。 コントラストを下げて夢の中のような淡いイメージになりました。
露出プラス3の比較
比較写真です。 好みはあると思いますが、コントラストを下げることでぼんやりとした儚いイメージなりました。

露出アンダーな写真の作例※ポイントあり!

私個人としてはアンダーな作風の方が得意なので、参考程度にどうぞ!

ちなみに露出アンダーが上手に使えるポイントが実は明確にあります…

それは「木漏れ日」です!まるで天然のスポットライトになっている被写体があれば積極的に露出アンダーを狙ってみましょう!光が当たっている所以外は暗闇に出来るかもしれません!

木漏れ日
木漏れ日が当たっている紫陽花 こういったシーンでは露出アンダーで背景を消して美しく切り取れる。
紫陽花のアップ
露出補正ー4で撮った紫陽花。シャドウをやや上げて黒を思いきり下げています。
浮いている紫陽花
こちらも露出補正ー4で撮った紫陽花 1本飛び出した所に木漏れ日が当たっていたため露出アンダーにしたことで浮き上がって見えますね。
露出アンダーのポートレート
ポートレートでも実は使えます。背景が整理できるため日中でも積極的に使っていきたい。

いかがでしたでしょうか?

意識しないと使わない露出補正。撮影イメージを事前に持つことで一歩進んだ写真が撮れるようになるお得な機能だと思いませんか?

長年カメラをやっている人でも意外と使い方を知らずにいる方も多いですが、漠然とシャッターを切るよりももっと写真を楽しめますので、ぜひ意識して使ってみてください!

次回もよろしくお願いします!

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