コスプレ撮影をカメラ初心者が始める「まとめ」

スタジオの画像 カメラ初心者向け

みなさんこんにちは。

一部ではコスプレカメラマン(通称コスカメ)と思われている、茨城のカメラマン仲居です。

今回はコスプレ撮影をしてみたい!…けど、どうやって始めたらいいのか分からない。ハードルが高すぎる!って方向けに、私がコスプレ撮影を始めてからレイヤーさんに声をかけていただけるようになるまでの過程を、カメラ初心者の方にも分かりやすくお話させていただきます。

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撮影スキルが確実に上がる!カメラマンから見たコスプレ撮影3つの魅力。

↑初めてのコスプレ撮影でお世話になった「ぼん」さん。白ホリでの撮影

コスプレ撮影は、カメラマンとしてのスキルを確実に上昇させてくれる大きな魅力があります。撮影できる環境があるならばカメラマンは積極的に参加してみましょう。

1:人物+ポージングの撮影が出来る。

カメラを持っている人は良くわかると思いますが、人物を撮影すること自体が実は貴重な経験です。さらにポートレート等では難しい非日常的なポーズ(武器を構えたり、アイドル的な立ち振る舞いだったり)も同時に撮影できる非常に稀な撮影が経験できます。

2:ライティングを実践できる。

コスプレ撮影ではアニメ表現を目指すため、通常のポートレート等では使用しない2~3灯の多灯ライティングも広く使われています。これから始める方はいきなりストロボ機材を全て揃える必要はありませんが、コスプレ撮影初心者でも回数をこなしていけば自然と多灯ライティングを実践・習得できます。

これはカメラマンとしても大きな武器となりますので、コスプレ撮影の大きな魅力です。

3:写真を自分以外の人がアップしてくれる。(気に入ってもらえれば)

これも大きな魅力です。通常、写真とは自分自身以外がアップしてくれることはありません。しかしコスプレ撮影の場合、写真を気に入って貰えればタグ付けやクレジット表記を付けてアップしてもらえます。

カメラマンとして、こんなにうれしい事はありません。さらにタグやクレジット表記を見た他のレイヤーさんから撮影依頼の声がかかる可能性もあります。

コスプレ撮影を始める2つの方法

スタジオの画像
コスプレ撮影を始めるなら2つのパターンがある。

コスプレ撮影を始めたい…でもどうやっていいか分からない場合、主に2つの方法で始める事が出来ます。

1:コスプレイベントに野良カメラマンとして参加する

都内などで開催されるコスプレイベント(アコスタTDCストフェス等)に所定の手続きや登録を行ったうえで野良カメラマンとして参加する方法です。

この場合、イベントに参加しているレイヤーさんに自ら声かけをし、撮影の許可をいただいてから撮影します。

※TDCでは冬になるとコスプレでのイルミネーションが撮影できます。こちらにコスプレ+イルミネーションの撮り方をまとめたので野良カメラマンとして参加する場合は覚えておくと超役に立つかもしれません。

2:Twitterで「併せ」にサブカメラマンとして参加する。

特定のクラスタ(ジャンル)のレイヤーさん達が自らスタジオを抑え、レイヤーさん同士で集まる「併せ」or「合わせ」をTwitterで検索し、DM等で連絡してサブカメラマンとして参加する方法。(併せの場合、規模によるがメイン・サブで2~3人のカメラマンを呼ぶことが多い)

主に上記2つがコスプレ撮影を始める最も確実な方法になります。

おすすめは「併せ」でのサブカメラマン。

私がコスプレ撮影初心者におすすめする場合は、絶対的に「併せ」でのサブカメラマンです。その大きな理由は以下の2つ。

1:先輩コスプレカメラマンの立ち回りが分かる

メインカメラマンとして呼ばれている人は、すでにコスプレ撮影の実績があったり、安心感があるから呼ばれている事がほとんどです。直接教わるのは併せの迷惑になるので避けるべきですが、アンブレラソフトボックスの使い方等を直接見て覚えることが出来ます。

また、撮影直後の写真を見せてもらえることもあり、ライティングの配置と結果が体感的に理解できるチャンス。

併せの後日、Twitterで参加した併せのタグ(併せ専用のタグを主催者が作ってくれる)を検索すれば、先輩カメラマンの撮影した写真も見る事が出来ます。

2:白ホリ・黒ホリで撮影することが出来る。

ほとんどの併せではスタジオを借りることになります。その際人気なのが、「白ホリ」「黒ホリ」※ホリゾントの通称↓

ホリゾント
単純にホリゾントといった場合、白く塗られている床のことを指すことが多い。この場合、ホリゾントをバックに撮影した際に、角に影がささないように壁と床との境界が、断面が半径1~2m程度の四分円状となっている。1面がこのようになっているホリゾントを1面Rホリゾントと呼び、3面Rホリゾントなども存在する。

Wikipedia

要約すると背景が白or黒に統一されたスタジオになります。

その白ホリor黒ホリでの撮影は、仕事の撮影以外ではなかなか経験することが出来ません。環境光に左右されない白・黒ホリでの撮影はライティングの基礎を学ぶ事が出来る貴重なチャンス。

↑最初は難しい白ホリ&白衣装でもストロボを上手に使う事で、背景をグレーにして立体感を出すことが出来ます。

コスプレイベントをおすすめしない理由。

他のサイトやブログではコスプレイベントをおススメしている事が多いですが、私はおススメしません。

そこで私が実際に参加して感じた、コスプレイベントをおすすめしない理由は以下の通り。

1:こちらからレイヤーさんに声をかける必要がある。

私は普段からポートレート撮影をしたり、人物を撮っているので「声かけくらい楽勝」と思っていたのですが、実際に参加してみて非常に難しいと感じました。

人気レイヤーさんには列が出来ていたり、レイヤーさん同士でとても楽しそうにしている所に割って入るなどコスプレ撮影の初心者故に高く感じるハードルがあります。

2:よほどの撮影スキルが無ければモブ扱いになる。

コスプレイベントではレイヤーさん・カメラマン共に沢山の人が集まります。また、屋外での開催が多く、自由なライティングをすることが出来ません。さらに晴天時のライティングは単純に機材のパワーが必要なため、初心者がその機材を揃える事は厳しいと思います。

そんな状況下では、よほどの撮影スキルがなければ完全な「モブ」となってしまい、名前を憶えてもらう事すら難しいです。コミュニケーションを取る時間も少ないため、個別の撮影に呼ばれる事もほぼありません。

上記の理由から、コスプレイベントは参加のハードルこそ低いですがコスプレ撮影をこれから始める人にはおすすめできません

コスプレ撮影「併せ」を見つけて参加依頼をしよう。

コスプレイベントがおススメ出来ない理由は先ほどお話した通りなので、私がおススメする「併せ」に参加しましょう。

併せを見つけるのは非常に簡単です。Twitterで以下のタグを検索すればすぐ見つかります。

#カメラマン募集

たったこれだけです。このタグを検索し、画像だけ表示にすると以下のような文字画像が出てくると思います。↓

↑こういった画像が併せの募集要項になっているので、撮影場所やカメラマンの人数、撮影ジャンルスケジュールが確実に空いてるかどうか等で判断して主催者の方にDMをしましょう。

その際、以下の点を伝えると主催者の方からOKが出やすいかも知れません。

↓私が良く使う文面です。

初めまして!併せ募集の件でぜひ参加させていただきたくDMさせていただきました
所持機材は

・一眼レフ

・広角レンズ、望遠レンズ、標準レンズ、明るい単焦点レンズ

・ストロボ3灯 ・ソフトボックス、アンブレラ各1

ストロボを複数使えるので、屋外でも薄暗い室内でも撮影可能です。

データは撮影後1週間以内にお渡しできます。

過去に撮影したコスプレ写真をRTしましたので、そちらで写真の雰囲気をご確認いただけば幸いです。

大変お忙しい中恐縮ですが、ぜひ〇月〇日の併せにご参加させていただけば思います。 ご返信お待ちしております。

Twitterで私が良く使う文面です。文面を考えるのが面倒な方はコピーして使ってください。

必要であれば、過去に撮影した参考になりそうな画像を送る等してアピールします。

無事OKが貰えたら、当日までに撮影機材を準備したり、撮影スキルを磨いておきましょう!

※よほどの事情がない限り、直前のキャンセルなどは絶対にしないでください。即厄介カメラマンに認定されます。

併せに向けてコスプレ撮影に必要な機材を確認!

コスプレ撮影を始めるのに最初から大掛かりな機材は必要ありません。

まずは最低限の機材コスプレ撮影初心者は「実績」を積んでいきましょう。

一眼レフ・ミレーレス一眼

あまり高級な機種は必要ありません。レンズが交換できる一眼レフ・ミレーラス一眼であれば共にエントリーモデル(家電量販店で5~8万円前後)でも十分です。

↓CANONのミラーレス「EOS Kiss Mダブルレンズキット

瞳フォーカス・バリアングル液晶・無線(Wi-Fi・Bluetoth)の高い基本性能に加え、コスプレ撮影に最適な「22mm F2」の明るい広角単焦点レンズが追加で付いた「コスプレ撮影初心者キット」みたいなミラーレス一眼

コスプレカメラ入門としては最高ですが、レンズマウントが「EF-M」マウントとなっているため本気で一眼レフを覚えていきたい方には不向き。

その場合は、同じくキヤノンの「EOS Kiss X9i ダブルズームキット」辺りが使用できるレンズも多く、ボディを同じキヤノンで買い替えればレンズを流用できるため将来性が高いです。

交換レンズ

標準ズームレンズ(カメラに最初から付いているやつ)と明るい単焦点レンズの2本あれば十分です。理由はたったの2つ

1:標準ズームレンズ

標準レンズは広角~中望遠までカバーしており、併せは室内スタジオが多いため標準ズームレンズだけで事足りる。望遠は持って行っても非常に使いづらい

コスプレはF値を絞って撮る必要がある(衣装などをハッキリ写す)ため、明るく高級なレンズは必須ではない。

2:明るい単焦点レンズ(安価な50mm等)

あれば持っていけばいい程度。明るい単焦点は良く「ボケる」ので、オフショットがいい感じに撮れる

私がコスプレ撮影をする時は、念のため広角レンズや望遠レンズも持っていきますが、実際に撮影が終わると標準ズームレンズだけで終わっている事が多いです。

ですが、併せが外ロケの場合は非常に頼りになるので1本持っておいた方が良いかも知れませんね。

↓以下にコスプレ撮影にオススメのレンズを紹介した記事を作成しました↓

コスプレ撮影におすすめのレンズとカメラを紹介してます。

レフ板

カメラマンであれば一つは持ってきたいのがレフ板

併せではレイヤーさん・カメラマンの人数が多いだけでなく、規模が大きくなるとアシスタントの方が居る場合があります。

一人では使いづらいレフ板でも、近くにいる人にサポートしてもらえる事があるので出来れば持って行った方が良いです。

スタジオ内は基本上からの照明がメインライトになるので、とりあえず下から顔に向けて光を返せば大体大丈夫です。

ちなみに、レフ板以外の使い方も覚えておくと役に立つかも知れません。

・仰いで風を起こす→マントや大きなシャツなど「ひらみ」を狙えます。また、レイヤーさんの衣装は厚着な事も多く、撮影の合間に風を送ると喜ばれます。

・羽や紙吹雪を舞わせる→コスプレ撮影あるあるです。レフ板の上に載せ、仰ぎながら落とすといい感じに紙吹雪や桜吹雪が舞い落ちます。

↓レフ板は標準的な白レフ/銀レフが表裏一体になったもので十分です。↓

ストロボ・ライティング機材

コスプレ撮影に人気のアンブレラとソフトボックス
アンブレラとソフトボックスが特に人気

初めてのコスプレ撮影ではストロボなどのライティング機材を無理に揃える必要はありません。(無理に使うくらいなら単焦点で明るくボカした方がマシ)

まずは併せのサブカメラマンとしてコスプレ撮影の経験を積んだ方が良いので、そこで先輩カメラマンがどんなライティング機材を持っているかメモしておきましょう。

もしストロボやライティング機材を持っている場合は、先輩カメラマンのライティングを参考にして主催者に「初心者である」旨をあらかじめ伝え、練習も兼ねて撮影させてもらいましょう。

カメラの設定だけでも覚えられたら一気にレベルアップできます。

コスプレ撮影で大人気のGODOXストロボの使い方
格安ストロボの簡単な無線化を紹介してます。
アンブレラとソフトボックスの違いはコチラ

コスプレ撮影するなら最低限のライティングを覚えよう

もしある程度のライティング機材を揃える事ができたら、積極的にコスプレ撮影のライティングを覚えましょう。

コスプレ撮影は「非日常」であり、ポートレートなどと違いストロボライティングを積極的に実践できる貴重な機会でもあります。

ストロボは1灯からでもライティング出来ますが、2灯あれば段違いにライティングの幅が広がります。可能ならば2灯分のストロボとアンブレラなどを用意しましょう。

↓作例付きでストロボ1灯から出来るおすすめライティングを紹介しています。↓

ストロボ1灯から使えるライティングを紹介

↑これさえ覚えておけば、初心者のまま併せに参加してもいきなり即戦力になれるので、しっかり覚えておきましょう。

↑ちょっとテクニックが必要ですが、英雄王レイヤーさんの承認欲求を強烈に満たしてくれるライティングにもチャレンジしてみて下さい。

いざ併せに参加!コスプレ撮影中の注意点!

いよいよ初のコスプレ撮影が始まります。しかし、緊張したりテンションが上がり過ぎて取り返しの付かない失敗をするかも知れません。以下の点を必ず注意しましょう!

※当たり前ですが前日にはお風呂に入り、当日は洗濯したキレイな服を着ましょう!約束ですよ!

スタジオに到着してからの注意点

・スタジオにいきなり入らない→レイヤーさんはまだ着替え中かも知れないので、いきなりスタジオ入りしてはいけません。到着したら主催者の方に「到着しました。スタジオに入っても良いですか?」と確認しましょう。

あいさつをする→第一印象が重要です。まずは出迎えてくれた方にあいさつをし、主催者の方に「本日サブカメラマンの〇〇です。よろしくお願いします」と伝え、できるだけ全員にあいさつしましょう。

・先輩カメラマンと立ち回りを確認する→他のカメラマンと機材や立ち回りの確認をしておきましょう。撮影の流れが当日変更する事は良くあり、いきなりピンショット担当になる事もあります。その際、撮影スキルが不安な場合は素直にスキルが無いことを伝え、ピンショットを辞退する事も相談しましょう。

撮影中の注意点。覚えておきたいカメラマンの「さしすせそ」

私が気を付けている「カメラマンのさしすせそ」です。特に男性カメラマンが女性レイヤーさんを撮影する場合は鉄の掟として心に刻んでください。

私が気を付けている撮影の「さしすせそ」

さ→触らない。特に男性カメラマンから女性レイヤーさんへのお触りは絶対NGです。髪の毛や服の乱れなどを見つけた場合は、他の女性レイヤーさんやアシスタントの方に直してもらうようお願いしましょう。

し→指示しない。強い言葉での指示もNGです。ポーズを変えてほしい時や修正したい時は、カメラの画像を見せてこうした方が良くないですか?」と提案しましょう。

す→好きにならない。ダメです。絶対トラブルになります。出会い厨は今すぐブラウザを閉じてください。

せ→詮索しない。特にレイヤーさんのプライベートはNGです。コスプレ撮影は非日常を楽しんでいるので、現実に引き戻すような質問はレッドカードです。

そ→そんなにうまくない。レイヤーさんは場を盛り上げてくれるため写真を見せると「すごい上手!」や「神ですね!」など人生で一番褒めてくれるかも知れません…が、あくまで併せを盛り上げてくれているので天狗にならず控えめにありがとうございます、モデルさんがステキだからです」と冷静になりましょう。

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レイヤーさんを盛り上げよう!カメラマンがやった方が良い事

緊張もあると思いますが、何も言わず黙々とシャッターを切るカメラマンは何を考えているか分からず敬遠されてしまいます。

より撮影をスムーズに進める為に以下の行動を率先して行いましょう!

撮影データを撮影中にたくさん見てもらう

何カットか撮る度にレイヤーさんにカメラの画像を「こんな感じに写ってます、どうですか?」確認してもらいましょう。撮影テンポは多少落ちますが、レイヤーさんからすると「もっと顔を上げほうが良い」「手の位置を変えよう」「もっと引きで撮ってほしい」など沢山の気づきがあります。

レイヤーさんの気に入った角度を覚えて、それを元に撮影すればお互いが納得する更に良い写真が撮れるハズです。

たまにレイヤーさんに「こっちきてよ」と言うカメラマンが居ますが、あまり評判は良くないので、こちらからガンガン見せに行きましょう

※半目や変な顔になってたデータは見せる前に秒で消した方が良いです。

とにかく褒める!

単純ですが、誰だって褒められて悪い気はしません。かわいい!カッコいい!は基本で、気が付いたポイントをどんどん褒めてください。

光の当たり方、表情、衣装のひらみ、造形に拘りを感じるパーツ、腕や足の向きなど褒め上手になれば撮影の雰囲気もすごく良くなります。もちろん自分が言いと思ったら心から素直に伝えます。

もしレイヤーさんのキャラクターを良く知っていれば「もうほとんど〇〇(キャラ名)ですね!」や「〇〇が居る!」などは最高の褒め言葉になるかも知れません。

オフショットをなるべく撮っておく

サブカメラマンで併せに参加する場合は、比較的撮影スケジュールに余裕があるので、オフショットをたくさん撮っておきましょう。

撮影後のデータにオフショットを入れておくと「この瞬間撮ってたんですね!」や「あのコ達こんな事してたの!?」と喜んでもらえます。

フォトショップリフティングセラム

撮影終了!帰る前に気を付ける事

初めてのコスプレ撮影が終了!お疲れ様でした!

レイヤーさんの熱量に押されてお疲れモードだと思いますが、ここで気を抜かずに最後まできっちり作業をこなして撮影を終わらせましょう。

スタジオの現状回復!使った物は元に戻す!

まずは自分の機材をすべて片付け、忘れ物が無いように注意してください。忘れ物があるとスタジオを借りた主催者の方に手間を取らせてしまいます。

その後、他のカメラマンと使用した機材やスタジオ内で移動したもの(イスやスタンド等)を撮影前と同じように戻しましょう。

少なくとも自分の使ったスタジオ機材や備品は必ず元の場所を覚えておいてください。

原状回復が終わったらレイヤーさん達と協力してスタジオの掃除をしましょう。

撮影データの納品時期と方法を確認

コスプレ撮影のデータ納品時期にはテンプレートがあるようで「1か月以内」と募集要項に記載している事が多いですが、早いに越した事はありません。当日の撮影枚数と自分の作業スケジュールから逆算して「確実に納品できる日数」を主催者の方に伝えましょう。

私の場合、100枚×2時間を基準にしているので、撮影枚数が500枚の場合(2時間×5)=10時間となり多少余裕を見て「翌日の午前中までには送ります」と伝えます。

データの納品方法は「ギガファイル便」などのファイル転送サービスが一般的です。

↓にデータの受け渡し方法の記事を書きました。ぜひ参考にしてください。

↑実はデータ受け渡しはいろんな方法があるので、覚えておいて損はない。
↑なんと!ギガファイル便のiOSアプリが出ました!使い方を覚えておきたい。

カメラマンは撮影してデータ納品するまでが「カメラマン」です。プライベートが忙しいからと納品を後回しにしてはいけません。

主催者の方も催促するのは決して気持ちが良いものではない(させるべきではない)ので、伝えた期日を前倒しする気持ちで全力で厳選&現像に取り組みましょう。

※催促されてなお無視しつづけ「注意喚起」と共にレイヤーさん達に共有されても文句は言えません。撮影したデータは絶対渡しましょう。

撮影データはどこまで加工すればいい?

これはカメラマン側の作業が大きなウェイトを占めているので、予め確認しておきたいところです。

カメラマンのする作業としては…

①JPEG撮って出し→JEPGモードで撮影して、そのままのデータを渡すスタイル。カメラマンとしては一番負担が少ない。

カメラマン側としてはかなりありがたいです。

しかし撮って出しで良い写真を撮るには高いライティング技術が必要になります。

②RAW現像してお渡し→RAWモードで撮影してカメラマン側で現像したデータを渡すスタイル。私はどんな撮影でも常にこのスタイルです。

カメラマン側で色味などを調整するため、写真はカメラマンのクセが大きく出る。

レイヤーさんは主に顔や肌の調整をするので、最低限ここまではカメラマン側でしたいところ。

③RAW現像(顔&肌含む)でお渡し→RAWモードで撮影して、写真の色味だけでなく顔を小さくしたり、目を大きくしたり、肌をキレイにしたりして渡すスタイル。

枚数によりますが、かなりツライ作業。しかも使って貰えなかった時は大ダメージを受けます。

しかし顔の部分はレイヤーさん自体が自分で直したい所なので、カメラマン側が相当の手練れでなければ避けたいスタイルです。

ですが、Photoshopも加工アプリも上手く使えない!と言われてしまったら頑張って作業しましょう。

このように主に3つの撮影データ加工方法があります。

トラブルにならないよう、予めちゃんと主催者に確認しておきましょう。

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併せのお楽しみ?レイヤーさん達が参加する「アフター」

これはコスプレ撮影で初めて知った文化です。撮影後に併せの参加者でファミレス等で食事しながら交流する打ち上げを「アフター」と言います。

アフターにカメラマンは参加すべき?

撮影前のDMや撮影後にカメラマンにも声がかかる事があります。参加は任意(費用はもちろん払う)ですが、参加は場の空気を読んで良く考えた方が良いかも知れません。

ちなみに私は今までで一度も参加したことがありません。

アフターに参加しない3つの理由(懺悔)

誤解が無いように弁明をさせてください(泣)私がアフターに参加しない理由は

1:データを1秒でも早く渡したい(見せたい

カメラマンなら覚えておきたいデータの受け渡し方法でも少し触れましたが、私の場合は併せ撮影の余韻が覚めない内写真を見て盛り上がって欲しいです。私はいわゆる撮影したままのデータを納品する「撮って出し」タイプではありませんので、数百枚からセレクトした「いい写真」だけを見てほしいです。誰よりも早く帰るのは、いち早く写真を共有してアフターがもっと盛り上がって欲しいからです。

2:作品をそんなに知らない

本当にごめんなさい。致命的ですね。私の場合、作品が好き!よりも色んな撮影をしたい!と思って併せに参加するので、アフターに参加して「なにそれ状態」でアフターの温度を下げたくないです。

3:コミュ障だから

一緒に撮影したことがある人はお分かりだと思います(笑)撮影中は問題ないのですが、撮影後は急によそよそしくなります。しかもコス⇔通常時で顔と名前が一致しないので完全に初対面の認識になってしまいます。(クソ雑魚ポンコツカメラマン)

顔見知りなら参加してもOK?

何度も撮影して関係値が築けており、軽く断っても何度も誘って貰えるなら参加してもOKじゃないでしょうか?実際にカメラマンでアフターに参加してる人もたくさん居ますし。

この辺は難しいところなので、正直周りの「空気を読んで」自己責任だと思います。

もしも参加する場合は、基本的に出会いの場ではありませんので、節度を持って楽しんでください。

一度コスプレ撮影をすれば次につながる

たぶん。

私の場合は併せの参加者から後日DMで個別にお誘いいただいたり、別の併せで知り合った方から別ジャンルの併せに誘っていただいたりで、おかげ様で定期的にコスプレ撮影をさせていただいてます。(最近はお断りさせていただく事も多くなり、大変申し訳ありません。)

↑「ぼん」さんと「亜茂」さん。あえてストロボを直射することで「ライブのバックステージ感」を演出しました。

いかがでしたでしょうか?

単純に撮影回数が増えれば撮影スキルも上昇していきますので、より撮影を楽しみたい方はぜひコスプレ撮影にもチャレンジしてくださいね!

お知らせ:2019年10月に発生した台風19号により、全国各地だけでなく私の住む茨城県も大きな被害を受けました。そこでカメラマンとして何か出来る事は無いかと思い、茨城県の写真をnoteで販売しています(14枚@300円)

この売上は全て災害義援金として募金させていただきますので、このブログを読んでいただいた方でガチャ1回分くらい募金してもいいよ!と言う方はぜひご支援いただければ非常にありがたく思います。

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