今が見ごろ!彼岸花の魅力的な撮り方

カメラ初心者向け

みなさんこんにちは

急に夜が冷えてきて風邪ぎみな茨城のカメラマン仲居です。

今回は、開花が遅れていた「彼岸花」が関東ではようやく見ごろになったので、カメラ初心者向けにオススメの撮り方をご紹介します。

※別名 曼殊沙華=マンジュシャゲ。球根は有毒なので絶対に食べちゃだめです。お墓や水田の近くにあり、ちょっと不吉なイメージですがその毒で畑やお墓を荒らす動物除けになっているありがたいお花。

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標準ズームでキレイな青空と赤のコントラストを楽しむ

やはり彼岸花と言えば、その妖艶で美しい「」を引き出したいですよね。

そうなるとまずは青空をバックに彼岸花を撮るのがおすすめです。

特に彼岸花は背が高く、以下の写真のように手軽に下から煽り気味で撮影できます。

標準ズームで下から煽った彼岸花
標準ズームで下から煽った彼岸花

彼岸花の「赤」が青空をバックに引き立てられ、美しく輝いています。

この時、順光で太陽を背にしてしまうと「艶っぽさ」が出ないので、なるべく逆光気味で撮ると〇です。

また、標準ズームであれば望遠側も積極的に使って背景をボカすのも〇です

標準ズームの望遠側で撮影した彼岸花
標準ズームの望遠側で撮影した彼岸花

この時、絞りオートだけで撮影すると空が白トビしてしまうので、露出補正を-1程度にして撮影すると空の青さを残す事出来ます。

露出補正についてはコチラで紹介しています。

広角レンズでダイナミックに彼岸花を撮る

もし広角レンズ(今回は広角18mmで撮影)を持っている場合は、彼岸花はピッタリの被写体なのでぜひ持っていきましょう。

彼岸花は群生して生えており、しかも背が高い花なので広角レンズで真下から撮影するとすごくインパクトのある写真になります。

広角レンズで真下から撮影した彼岸花
広角レンズで真下から撮影した彼岸花

広角レンズはその特性から強いパースを生み出す事が出来ます。

ですので、このように真下から撮影すると、広角レンズの特徴と彼岸花の特徴を最大限に生かした写真になります。

広角レンズのポイントとして、F値は開放ではなF11~16くらいまで絞ると全体的にしっかり描写してくれます。

また、しっかり絞る事で太陽が直接写ってもほとんど白トビせず撮影できます。

太陽を直接写した彼岸花の写真
太陽を直接写した彼岸花の写真

例えば上の写真のように、アクセントとして太陽をワザと中心に据える事もF値をしっかり絞る事で可能です。

マクロレンズで舐めるように彼岸花へ寄る

花の撮影と言えば、マクロレンズの出番です。

彼岸花は花弁が広く、マクロレンズでは撮影しづらいですが、あえて大きく寄る事で他のレンズでは出せない彼岸花の魅力が引き出せます。

マクロレンズで舐めるように彼岸花へ寄った写真
マクロレンズで舐めるように彼岸花へ寄った写真

もはや花を撮っていませんが、マクロレンズだからこそ撮影できる写真と言えますね。

マクロレンズで真下から撮影した彼岸花
マクロレンズで真下から撮影した彼岸花

今度は広角と同じ、真下からマクロレンズで撮影してみました。

こちらも同じ彼岸花とは思えない不思議な写りになります。

また、マクロレンズは「良くボケる中望遠レンズ」としても機能するので、普通に撮影してもキレイに撮影できます。

マクロレンズで普通に撮影した彼岸花
マクロレンズで普通に撮影した彼岸花

マクロレンズは中望遠の性質で良くボケるので、このように普通に撮影してもいい感じになるので、彼岸花だけでなく花を撮影するなら特におすすめです。

ダークな雰囲気!露出アンダーで彼岸花を妖しく撮る

やはり彼岸花と言えば、妖しくもダークな雰囲気を想像するのではないでしょうか?

RAW撮影・現像がほぼ必須になりますが、せっかくなので思いっきりアンダーに撮影してみましょう。

露出をー1.7まで下げたアンダーな彼岸花
露出をー1.7まで下げたアンダーな彼岸花

しっかり日差しが当たっている彼岸花であれば、露出は大きくマイナスにしてもしっかり写ってくれます。

標準ズームで真上から露出アンダーで撮影した彼岸花
標準ズームで真上から露出アンダーで撮影した彼岸花

日中なので太陽を避けて、標準ズームで真上から露出アンダーで撮影しました。

妖しくも美しい彼岸花が魅力的ですね。

標準ズームの望遠側で群生を狙った彼岸花
標準ズームの望遠側(120mm)で群生を狙った彼岸花

今度は標準ズームの望遠側で、彼岸花の群生を露出アンダーで撮影しました。

望遠側で撮影することで圧縮効果(引き寄せ効果)を生かし、群生した彼岸花を凝縮できます。

どうでしょうか、かなり妖艶なイメージになりましたね。個人的には今回のお気に入りです。

可能ならば夜の彼岸花にもチャレンジしてみよう!

超広角17mm/F2.8で撮影 時期的に天の川は難しい

もし近所に彼岸花スポットがあり、夜間でも出入り可能な場所があれば夜の彼岸花にもチャレンジしてみるのも良いかも知れません。(もちろん私有地への無断立ち入りは絶対NG)

夜間の撮影は必然的に露光時間(シャッター速度)が長くなるため、風が無く天気がいい日とかなり限定的な条件になりますが、普段とは違った写真を撮る事が出来ます。

50mm単焦点レンズで撮影

夜の撮影では近隣の迷惑にならないよう、ストロボ等は避けるべきですが小型のビデオライト↓

を上手く使うとこのような妖艶で美しい彼岸花を表現する事も出来ます。

幸いシャッター時間は6~15秒と余裕がありますので、光量の低いビデオライトでも彼岸花の周りをグルグル回すように光を当てると上記のような写真が簡単に撮れます。

50mm単焦点レンズ

ビデオライトを上手く使えば狙った所だけに光を当てる事が出来るため、このように手前だけを明るくして奥に少しだけ光を当てる。なんて事も出来ます。

また、日中と違い背景は勝手に暗くなってくれるので写真の現像がニガテな方も狙った写真を撮る事が出来ますね。

夜の撮影は多少条件が難しいですが、可能であればチャレンジしてみたい彼岸花の撮影方法です。

※絶対に私有地への無断立ち入りや、近隣の迷惑になるような行為は止めましょう!

彼岸花はレンズ交換が楽しくなる。

彼岸花は背が高く、色もキレイで、一眼レフやミラーレスのレンズ交換を存分に楽しめるお得な花です。

普段の撮影にマンネリしている時や、普段使わないレンズがあれば防湿庫の肥やしにせず思いっきり楽しむと新しい撮影スタイルが見つかるかも知れません。

さらに朝方や夕方でもガラッと雰囲気が変わるので、近くに群生を見かけたらぜひ撮影しましょう。

※最近、モラルやマナーのないカメラマンが増加しており、花を踏みつけたり田畑の中まで入るカメラマンを見かけます。マナーをしっかり守って楽しく撮影しましょう。

今回の撮影場所

スケジュール - 源氏川の彼岸花を保存する会

茨城県常陸太田市にある「源氏川」の彼岸花観賞会です。

無料の駐車場があり、今年の開催期間は9月27日~10月4日ごろまで。

いかがでしたでしょうか?

次回もよろしくお願いします。

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