みなさんこんにちは
カメラマンのお給料である支払いサイクルは「月末締め、翌々月払い」がある事はご存じですか?
つまり2か月後に入金されるのですが、今月はその入金サイクルに「穴」があり10月はお金が無い茨城のカメラマン仲居です。(余裕ぶっこいて働かないと危険ですね笑)
今回は、100均のあるアイテムを使うだけで、フィギュア撮影のクオリティが超絶アップする「反射する床」を手軽に作成してカッコいいフィギュアの写真を撮ってみましょう。
更に今回はストロボを使わないライティングで、スマホでも超カッコよくフィギュアを撮影できる簡単設計でお送りしますね!
↑ご要望にお応えして背景を真っ黒にしたフィギュア写真の撮り方もまとめました。
フィギュア撮影の「反射する床」とは?
いや、私もなんて説明して良いか分からないのですが、フィギュアや宝石なんかの写真で足元が水面みたいに反射してるアレです笑
イメージしづらい方は以下の写真を見てもらえると分かりやすいかも。
この写真の足元に注目してください、まるで水面に立っているように反射していますね。
CGやPhotoshopで描いたような美しい反射が、フィギュアのクオリティを格段に引き立ててくれます。
これはデコラ板(メラミン化粧板)、ガラス、アクリル板等を足元に置く事で再現できるのですが、ちゃんとした素材は高価になる傾向があり、傷が付いたら交換する必要があるデリケートなアイテムです。(※素材によるが、30×30㎝で1,000~5,000円くらい)
プロの撮影であれば都度用意すべきですが、趣味のフィギュア撮影で消耗品として使うには少々コスパが良くありません。
なので今回は100均で代用でき、しかも足元の色も簡単に変更できるグレートな素材を見つけたのでご紹介します。
やっぱダイソーは最高だぜ!A3サイズのクリアホルダー!
100均と言えば庶民の味方ダイソー!
クリアファイル等が置いてある文房具コーナーに売っている、A3サイズのクリアホルダー(ハードタイプ)がフィギュア撮影の反射する床にピッタリくると思い買ってきました。
さらに、ホルダータイプなので床の色も簡単に変えられる汎用性の高さでコスパ最強です。
そしてフィギュア撮影のライティングは以前作成した「自作撮影ブース」と「LEDビデオライト」を使って行いますので、見てない方は先に見てもらえるとグッと分かりやすくなると思います。
特にLEDビデオライトは色んなライティングに使えるので、1台持っておくと便利。
↓こちらの記事で紹介してます。↓
ストロボを使わないフィギュア撮影のカメラ設定!
撮影の前にまずはカメラの設定を確認しておきましょう。
今回はストロボを使わないので、絞り優先オートで撮影しましょう。
- 撮影モード=絞り優先オート
- F値=F11(フィギュアはなるべくクッキリ写したい)
- ISO感度=100
- レンズ=標準ズームレンズ(80mm前後で全身が写ればOK)
- ミニ三脚使用(F11にするとシャッター速度が遅くなるため)
カメラの設定はこんな感じで撮ります。
要は絞りをF11にすれば、後はオートで撮影できます。
撮影環境によりますが、恐らくシャッター速度が1/60秒以下になり手ブレすると思うのでテーブル用のミニ三脚はあった方がいいと思います。
スマホに関しては特に設定しなくても良い写真が撮れるので、カメラアプリを起動すればOKです。
自作撮影ブースを使って早速撮影!
自作の撮影ブース(ダイソーのマルチパネルを箱型に組んだ物)を使い、両サイドにLEDビデオライトを置いたポピュラーなフィギュア撮影ライティングです。
ライトは調光できるビデオライトが望ましいですが、普通のデスクライトでも問題ありません。
また、マルチパネルの外側にLEDビデオライトを置く事で柔らかい光になります。
この時点でフィギュアの足元が反射していますね!すごい!
早速このままフィギュアを撮影してみましょう!
超簡単!フィギュアの足元が反射した写真!
どうでしょうか?足元が水面のようにキレイに反射していますね!
しかし白ベースで透明のクリアホルダーなので、いまいちフィギュアの足元の反射がキレイではありません。
クリアホルダーで簡単に色の差し替えが可能なので、見本のフィギュア(サザビー)のように黒色に変更しましょう。
フィギュアの足元を反射させるなら黒が良い!
やはり反射を生かすなら黒が最適です、クリアホルダーに黒のA4画用紙(こちらもダイソーで買える)を差し込みました。
この時点でまるで鏡を置いたかのような反射が見えますね!
ちなみに背景も黒の画用紙に変更しました、こちらは前回の「自作撮影ブース」で紹介した通り、磁石で簡単に交換できるので非常に手軽です。
それではフィギュアを撮影してみましょう。
凄くないですか??????!!!!!
驚くほどキレイにフィギュアの足元が反射していますね!!
ですがこのままでは左側面が明るすぎます。
LEDビデオライトの光を弱くしても良いのですが、せっかく絞りオートで撮影しているので露出補正で明るさを調整しましょう。
この感じだと露出補正は-1くらいで丁度よくなると思います。
露出補正を-1にしてフィギュアを撮影しました。
露出補正を行ったことで全体の黒が締まり、足元の反射はより美しく、そして背景とクリアホルダーの「つなぎ目」が無くなり、全体のクオリティが上がりましたね!
とても100均のクリアホルダーと、100均の自作撮影ブースで撮影したとは思えないクオリティです。
今回は背景と床を黒にしましたが、ご紹介した自作撮影ブースとクリアホルダーなら簡単に色や柄を変更することができ、フィギュアだけでなくガンプラや仮面ライダー系のフィギュアーツなど様々なフィギュアを撮影することが出来ますね。
スマホでもフィギュアをカッコよく反射させよう!
それでは次にスマホで特別な設定をせず普通に撮影しました(iPhoneXにて撮影)
ライティングは全く同じにして、背景は遊びで金色にしてみましたがどうでしょうか?
一眼レフで撮った時と同様に、フィギュアの足元はしっかり反射していますね!!
しかも金色の画用紙を入れた事で謎のゴージャス感になっています笑
いかがでしたでしょうか?
100均のクリアホルダーを使うだけで、手軽にワンランク上のフィギュア撮影が出来ました!しかも傷が付いたり折れてしまっても100円なのでコスパ最強です。
↑ガンプラ撮影やフィギュア撮影にピッタリな月ライトもレビューしました!
お気に入りのフィギュアがあればぜひ試してみてくださいね!
次回もよろしくお願いします。
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