写真の現像が楽しくなるiPadの選び方

RAW現像

みなさんこんにちは

すっかりお正月太りをしてしまった茨城のカメラマン仲居です。

さて、前回は一眼レフで撮った写真をiPadに読み込み、そしてRAW現像まで一気にこなす方法をお伝えしました。

↑前回はiPadでのRAW現像方法をまとめました。

そこで今回はカメラマンにオススメしたいiPadの選び方をご紹介したいと思います。

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失敗しないiPadの選び方

失敗しないiPadの選び方
Monoar Rahman RonyによるPixabayからの画像

まずは基本的な選択基準としてカメラマン的に以下の要素が挙げられます。

  • 写真を細部まで閲覧/確認できる「画面サイズ」
  • 大量のRAW現像に耐えうる「CPUパワー」
  • 数千枚を保存できる「HDDの容量」

主にこの3大要素を基準に自分のスタイルに合ったiPadを選んでいきましょう。

iPadの画面/本体サイズ

iPadの画面/本体サイズ
apple公式サイトより

まずは現像や閲覧、そして持ち運びに大きく影響する一番重要な「画面サイズ」から見ていきましょう。

最もおすすめなのはiPad Pro 12.9インチ

↑iPad Pro(2020モデル)が3月25日発売!

画面が大きく、iPad現像に最も有利なのはiPad Proの12.9インチです。

12.9インチ=A4用紙と同じサイズ

つまり大きな画面サイズではありますが、ビジネスや学校で使う鞄やバッグに十分入る大きさで可能ならばおススメしたいサイズ。

私が使っているのは一つ前の型ですが、同サイズの12.9インチです。写真の編集だけでなく訪問先や知人に写真を見せる「高品質なポートフォリオ」としても機能しています。

また、大半のリュックタイプカメラバッグにはA4のPCを入れる場所があり、そちらにもすっぽり入るため無駄がありません。

最も高価ですが、カメラボディやレンズに次ぐ「カメラ用品」と思えばコスパはかなり良いです。

バランスが良いiPad Air 10.5インチ

次点でおすすめしたいのが、適度な画面サイズが使いやすいiPad Air 10.5インチです。

10.5インチ=B5ノートと同じサイズ

B5ノートは手元にあると思うのでサイズ感は容易に想像できると思います。

絶妙なサイズ感で、気軽に持ち出せる大きさが魅力。写真を見たり現像するにもちょうど良く、iPad Proは大きすぎる…と言う方には最適なサイズ。

通常のiPad 10.2インチとほぼ同サイズで価格は多少あがりますが、RAW現像に必要なCPUパワーも高いのでiPad Airの方がおすすめ。

一番小さなiPad mini 7.9インチですが、イラストと違い全体を見ながら作業するiPad現像にはやや不向きに感じます。

現像スピードに直結!CPUパワー

現像スピードに直結!CPUパワー
Johannes PlenioによるPixabayからの画像

次は搭載されているチップセット(CPU)のパワーです。

iPadを選ぶ際、大きさに目を奪われがちですが写真の現像にはCPUパワーも重要なので良く確認しておきましょう。

iPadのCPUパワーランキング

CPUパワーが高ければRAW現像だけでなく、その他アプリの動作にも影響してきます。

チップセット(CPU)には複数種類がありますが、名前を見ても分からないと思うので性能順に並べてみました。

  1. iPadpro 11インチ/12.9インチ=A12X Bionicチップ
  2. iPadAir 10.5インチ=A12 Bionicチップ
  3. iPadmini 7.9インチ=A12 Bionicチップ
  4. iPad 10.2インチ=A10 Fusionチップ

iPad Proが高性能なのは分かりますが、通常のiPadよりminiの方が高性能なのは驚きですね。しかし、これだけだとピンとこないので、ここに持っている方が多いiPhone11と私の古いiPad Proを加えてみます。

  1. iPadpro 11インチ/12.9インチ=A12X Bionicチップ
  2. iPhone11=A13 Bionicチップ
  3. iPadAir 10.5インチ=A12 Bionicチップ
  4. iPadmini 7.9インチ=A12 Bionicチップ
  5. iPadpro 12.9インチ(旧)=A10Xチップ
  6. iPad 10.2インチ=A10 Fusionチップ

驚きました!実は最新iPad Proの次にiPhone11が高性能ですね。

じゃあiPhoneで良くね?ってなりそうですが、RAW現像をiPhoneでやるには画面が小さすぎて骨が折れるため「どうしても!」と言う状況以外では非推奨です。

また、通常のiPad 10.2インチよりも、2017年に発売したiPad Pro(旧)の方がCPUパワーが高くなっています。

価格によりますが、抵抗が無ければ中古のiPad Pro(旧)も選択の余地があります。

大事な写真は残しておきたい!HDDの容量

大事な写真は残しておきたい!HDDの容量
congerdesignによるPixabayからの画像

最後に見るべき項目は写真を保存できる「HDDの容量」です。

PCを持っている方は外付けHDD等に保存するのが一般的ですが、iPad本体に保存できる容量が大いに越したことはありませんよね。

※iPad搭載されているのはSSDですが、馴染みのない方に向けてHDDと表記しています。

脅威の1TB!iPad Proはもはや母艦クラス!

やはりおすすめ…と言うか全ての点においてiPad Proは圧倒的な性能を誇っています。

その最大HDD容量は何と驚愕の1TB!

通常、RAW現像を行った後のJpeg写真は1枚当たり3MB程度(カメラの画素数による)となるため、単純に容量だけで計算すれば…

1TB=1,000GB=10,000,000MB÷3MB=333万3,333枚!!

長いカメラ人生でも撮り切れるのでしょうか?笑

実際はアプリやシステム等で10GB程度は使ってしまいますが、それでも十分すぎる盤石のHDD容量です。

資金に余裕さえあればiPad Proの容量は1TBしか選択の余地はありません。

iPad Air/miniで選択できる256GB

iPad Airminiでは十分な容量である256GBが選択できます。

こちらも先ほどと同様に写真の枚数に換算すると…

256GB=256,000MB÷3MB=85,333枚

iPad Proの1TBが異常値を叩き出しているため少なく感じてしまいますが、それでも8万枚は十分すぎる容量ではないでしょうか?

ちなみに私のiPadには8,000枚程しか写真がありませんでしたので、大半の人には撮り切れない程の容量だと言えますね。

iPadを買うならこの256GBが価格と容量のバランスが良くておすすめです。

絶対に選んではいけない!通常iPadの32GB

写真をメインに扱うならば、iPad最安値のiPad 10.2インチ(32GB)は絶対に選んではいけません。

32GB=3,200MB÷3MB=1,066枚

一見、写真だけで見ればライトな使い方でも十分な容量に見えますが、ここには大きな罠があります。

32GBにはシステム容量や、アプリの容量も含まれるため実際に使えるのは25GB前後であり、これはSDカード程度の容量しかありません。

更にRAW現像を考えている場合、RAW画像は1枚約25~50MBと大きなサイズRAW画像を本体に入れただけでパンクして現像すら出来ない状態。

もし通常のiPad 10.2インチを検討している方は、1か月1食抜いてでもiPad Air(64GB~)にした方が無難です。もしくは中古のiPad Pro(旧)の256GB等を考えた方がよさそうですね。

カメラマンにオススメのiPad比較まとめ

カメラマンにオススメのiPad比較まとめ

結局どれを選べばいいの?!と言う事でまとめました。

やはり、資金と普段使っているバッグに余裕さえあればiPad Pro一択です!

ですが高性能ゆえにPC本体並みに高額(300mm/F2.8のレンズは安く感じる不思議)なので、価格とスペック、そしてB5ノートのサイズ感が非常に扱いやすいiPad Airが最もおすすめと言えますね。

画面サイズは小さいですが、iPad miniも高性能なため小さいバッグを使うカメラ女子にはお勧め出来ます。

逆に絶対に選んで欲しくないのは、iPad(32GB)です。CPUパワーも低く、容量もカツカツでメリットは画面の大きさだけ。後悔する可能性が非常に高いので、頑張ってAirを目指すか状態の良いPro(旧)を検討してほしいと思います。

いかがでしたでしょうか?

iPadでRAW現像が出来るようになると、その効率の良さに加えて自分の写真もキレイに閲覧できて更に楽しく撮影できます。

ぜひカメラのお供にiPadを選んでみてください!

次回もよろしくお願いします!

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