【スマホ撮影】照明を変えて宅コスをレベルアップしよう!

コスプレ撮影

みなさんこんにちは

新型コロナウイルスにより、すごく大きな影響を受けている分野がありますね。

そうです、コスプレ関係!

コスプレ撮影は同ジャンルのレイヤーさんが集まる「併せ」が多いと思いますが、基本的に合わせは大半が「3密」であり、キャラクターに近づく性質上マスクをする事がありません。

そうなると、併せが流れる⇒スタジオがキャンセル⇒カメラマンもキャンセル⇒コスプレもしなくなる…と経済的にも大きなダメージを受けてしまいます。

そこで今回は、外出自粛でもコスプレだけは楽しんで欲しい!と言う事で、いわゆる「宅コス」についてスマホ撮影でもクオリティが上がる「初級編」と、一眼レフやストロボを使った「中級編」の2回に分けて記事を書いていきます。

↑ストロボを使える方はこちらをどうぞ!
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スマホ撮影でも照明で宅コスがレベルアップ!

スマホ撮影でも照明で宅コスがレベルアップ!

まずは宅コスをレベルアップさせる照明機材をご紹介します。

左から順に…

LEDライト以外はカメラマンが撮影で使っている機材ですので、見た事があると思います。

通常はこれらにストロボをセットして利用するのですが、今回はレイヤーさん向けにストロボを使わずLEDライトにすることで、宅コス(自撮り)をパワーアップさせましょう!

ちなみに撮影アプリはくろむさんに教えていただいた「SODA」を基準にご紹介していきますが、その前にレイヤーさん向けに機材の簡単な説明をします

アンブレラの使い方と効果

アンブレラの使い方と効果

アンブレラはコスプレ撮影で良く見かける機材ですね。

その名の通り、見た目は傘ですが外側が黒く、内側が白くなっていて、ストロボの光を反射させることで光を「拡散」「柔らかく」してくれます。

直線的な光を広げる事で、画面全体を明るくしたり、被写体の目にハイライト(光)を入れる事が主な目的。

今回は誰でも扱えるよう、LEDライトの光をアンブレラに反射させましょう!

※アンブレラは小さめのサイズ(90㎝以下)がおすすめです。宅コスではスペースが限られているのと、LEDではパワーが足りず効率が悪くなるため。

ライトスタンドの使い方と効果

ライトスタンドの使い方と効果

次はこちらも見た事があるであろうライトスタンドです。

これはそのままストロボやLEDライトを固定する機材で、高さが1.7M前後まで調整できるのが特徴。

高さを調節すれば光源を上から落としたり、手軽に移動させたりできるため非常に便利。

カメラマンが使う場合、大型のストロボ・アンブレラ利用時は丈夫な物を使いますが、レイヤーさんが宅コスで使う分には一番安いライトスタンド(1本2,000円前後)で十分です。

アンブレラホルダーの使い方と効果

アンブレラホルダーの使い方と効果

アンブレラホルダー(ストロボブラケット)はライトスタンドの上部に差す事で、アンブレラやソフトボックス、ストロボなどを固定する機材です。

固定するだけでなく、首の角度を変える事で光を狙った場所に当てる事が出来ます。

今回使うアンブレラホルダーはGODOXのソフトボックスを固定するものですが、アンブレラやLEDライトも付けられて万能なため非常におすすめ。

LEDライトと電源ソケットの使い方と効果

LEDライト電源ソケットは通常の家庭用照明ではなく、倉庫などに使われる強力な業務用タイプを使用。また、電源ソケットに差して使う事で光源の位置を手軽に移動できるようにします。

業務用LEDと言っても2本で3,000円程度とストロボを買うよりも安価。

強力なLEDを使うのは、アンブレラで反射させて使うため家電量販店で買える電球や、スマホ用の撮影ライトではパワーが足りないからです。

そしてこれらをすべてを組み合わせて、宅コス用のライティング機材にしましょう!

そしてこれらをすべてを組み合わせて、宅コス用のライティング機材にしましょう!

まずはアンブレラホルダーにLEDライトと電源ソケットを組み合わせて…

まずはアンブレラホルダーにLEDライトと電源ソケットを組み合わせて…

そしてライトスタンドにアンブレラホルダーを設置して、アンブレラを広げて差せば完成です!(ストロボより光量が少ないため、アンブレラは伸ばし切らず近くに設置)

これで自宅に簡易ライティング機材が出来上がりました。

宅コスの背景はどうする?

宅コスの際に背景はどうしようか?となる方が多いと思いますが、基本は白い壁が部屋にあればそれで十分ではないでしょうか。

もし部屋が散らかっていたり、窓の風景から自宅バレが怖い…と言う方は以下のような物がおすすめです。

壁にシーツや大きな布を張る

家にあるシーツや大きな布を張るのが最も手軽ですぐに実践できておすすめ。壁にフックや剥がせる両面テープなどを利用して簡易白ホリを作りましょう。

また、縦長の部屋であれば長い突っ張り棒を設置して、そこにシーツを下げれば片付けも非常に簡単です。

撮影用の背景を購入する

多少価格はしますが、いっそのこと撮影用背景を買うのもアリです。

特にバックペーパーと呼ばれる物は、消耗品ですが撮影スタジオと同品質であるため、宅コスとは思えない高クオリティも期待できます。

さて、今回は誰でもマネできる大きな布を背景にして撮影してみますね!

それでは実際にこの機材を使って、スマホで撮影をしてみましょう!

※ここから先はおじさんの自撮りが表示されます!閲覧注意でお願いします!!

ライティング機材を使ってスマホで撮影する!!

ライティング機材を使ってスマホで撮影する!!

ボロボロ画質やん笑

ここからは照明の効果を比較しながら見ていきますね!まずは17:00頃の暗い室内で照明を全く付けない状態で撮影しました。

当然ですが酷いノイズとうっすら被写体が見える程度ですね。

ちなみにカメラアプリは「SODA」を初期設定のまま加工もせずに使っています。

室内の照明で撮影

室内の照明で撮影

次は一番ポピュラーな室内照明のみで撮影しました。

一見問題なさそうですが、光源が真上からしか無いため顔は暗く、首には大きな影が落ちています。

また、被写体がおじさんと言う事もありますが、目に光が無くほぼアンデッド

LEDライト(直射)のみ

LEDライト(直射)のみ

さて、次はこれも宅コスしている方に多い、LEDライトを被写体に向けて直射した写真です。

一応目に光(ハイライト)が入りましたが、ライトを直接向けているため背景や首に強い影が発生しました。

インパクトはありますが、あまりいい写真とは言えません。

室内照明にアンブレラとLEDライト

室内照明にアンブレラとLEDライト

次は室内照明、アンブレラ、LEDライトを組み合わせて撮影しました。

次は室内照明、アンブレラ、LEDライトを組み合わせて撮影しました。

(↑ライティングのイメージ。LEDライトは真正面のやや上から。スマホと同じ前方40㎝程の場所に設置)

どうですか?先ほどのアンデッドの目に丸い光(ハイライト)がキラッと入りましたね!かなり印象が変わりました!

正直、女性レイヤーさんはこれだけでも5倍可愛くなると思います。

また、LEDライトをアンブレラで反射させているため、先ほどのように背景に影が落ちていません。明るさは先ほどより弱くなりましたが、全体的にバランスの良い明るさだと思います。

アンブレラとLEDライトのみ

アンブレラとLEDライトのみ

先ほどの写真から部屋の照明を消して撮影しました。

写真は一段暗くなりましたが、そのぶん被写体が立体的に見えます。また、背景のシワも気にならない程度に無くなりましたね。

多少ですが背景を処理できるため、宅コスで部屋や壁をあまり写したくない!という方はアンブレラとLEDだけでもキレイに撮れるためおススメです。

照明はどこに置けばいい?

照明はどこに置けばいい?

ここで今更かもしれませんが、照明の位置で写真がどのように変化するかも見ていきましょう。

手持ちのLEDライトを使って、まずはポピュラーな正面からです。

まぁ普通ですが、直射だと影が気になりますね。

ライトを真上から

ライトを真上から
口紅加工が入ってる?笑

ライトを真上から当ててみました。当たり前ですが顔にはしっかりと影が落ちます。

ですが、髪の毛にハイライトが出て天使の輪が見えますね。これは後述しますが組み合わせを工夫すれば良い写真になります。

ライトを左前方から

ライトを左前方から

次は側面からライトを当てました。

顔の半分に影が出来ていますが、男性キャラや怪しい雰囲気で写真を撮りたい場合はカッコいい写真になるためおススメです。

ライトを左後方から

ライトを左後方から

次はライトを左後方から当ててみました。

先ほどよりも顔が暗くなりましたね。コスプレは好きだけど、あまり顔は写したくない!と言った方は雰囲気を出しつつ顔も隠せるためおススメです。

また、ここで大きな注意点があります。それは…

暗い部分の画質が非常に悪くなっている

と言う点で、専門的な事になるため詳細は省きますが、スマホのカメラは暗い場所で撮影をする時、自動的に写真を「見た目に近い明るさ」に補正する機能を備えています。

この補正を強くかける(暗い所で撮影する)と、その分画質が悪くなります。

そのため今回のようにパワーの強いLEDライトが必要になってくるんですね。

アンブレラとLEDライト、もう一つのLEDライトを組み合わせる

アンブレラとLEDライト、もう一つのLEDライトを組み合わせる

最後にLEDライトを2つ使って簡易2灯ライティングをしてみましょう。

最後にLEDライトを2つ使って簡易2灯ライティングをしてみましょう。

↑メインのアンブレラとLEDライトは正面から、そして今回ご紹介したLEDライトは2個セットなので、もう一つのLEDライトを斜め上から当てて撮影しました。

すると目にはしっかりとハイライトが入り、更に斜め上からライトを当てた事で髪の毛もキラリと光りましたね!(真っ暗な部屋で撮ったとは思えませんね)

そしてアンブレラのおかげで頭から体までまんべんなく明るく撮れています。

これなら宅コス時にキャラクターの命とも言えるウィッグも、しっかりと形と色を見せる事が可能になりますね。

なによりストロボを使っていないため、今回のアンブレラとLEDライトは誰でも簡単にライティングが出来るのが魅力です。

今回使ったライティング機材

いかがでしたでしょうか?

ライティング機材を1セット持っておけば、宅コスが捗ると思います。

次回は一眼レフとストロボを使った中級の宅コスライティングをご紹介しますので、また遊びに来てくださいね!

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