みなさんこんにちは
気が付けば2020年もあっという間に6月となってしまいました…!
そこで昨年から継続している写真を販売する「ストックフォト」の結果を振り返りつつ、始めたばかりの頃には見えなかった各ストックフォトサイトの良し悪しを私なりにご紹介します。
※2022年度版を更新しました!最新のストックフォトはこちらからどうぞ!!↓↓
こちらではとりあえずフォトストック生活を始めるにあたり、なるべく気軽に稼ぐ事が可能なサイトをご紹介しました。
しかしこの1年間で事情が変わったサイト、高単価で写真が販売されたサイト等があったので確認していきましょう!
↑ストックフォトに最適なおススメの背景紙を紹介しました!
一番稼げるサイトはやっぱり「Adobe stock」
やはりストックフォトとして安定して稼いでくれるのは「Adobe stock」です。
- 現在の登録枚数=2,300枚前後
- 月平均販売枚数=70~90枚程度
- 販売単価 =150円前後
いつの間にか2000枚以上も登録していました!そして販売単価も1枚あたり150円程度と他ストックフォトサイトに比べ安定&高単価です。
Adobe stockで写真が良く売れるワケ
旬を狙った写真が多いのもありますが、やはり写真がAdobestockで売れる理由は、フォトショップやイラストレーターなどのクリエイター向けソフトから直接素材が購入できる点です。
↑PhotoshopにAdobestockが直結していて素材がシームレスに買える。
フォトショップやイラレは、世界的に見て最も利用されているデザインソフトですから素材を販売する側としては非常にありがたい機能です。
この仕組みのおかげで販売数を稼ぐ事が出来るワケですね!
Adobe stockは「素材感」で高く売れる!
↑最近よく売れた写真たち。1枚500円前後で売れている。
Adobestockで高く売れる写真と言えば、やはり「素材感」が伝わるシンプルな写真ではないでしょうか?
撮影には白背景やストロボ等、多少の撮影技術は求められますがライティングや設定さえ覚えてしまえば身近な物が「高く売れる写真」に早変わりです。
例えば3つ並んでいる「鍵」の写真は100均で購入した物ですが、すでに5,000円以上の販売になっています!
またコチラの記事でもご紹介しましたが、場合によっては1枚3,000円以上の超高単価で売れる事もあるため、在宅でも写真を撮って売る事が出来ますね。
Adobestockの審査は厳しい?
他のブログ等では「Adobestockの審査は厳しい」と書いてありますが、実際はそうでもありません。1年続けた今ではむしろ甘い審査だと個人的には思います。
単純に撮影技術が上がった可能性(上手くなったと言ってない)がありますが私の場合、現在のリジェクト率は10%以下でほとんど審査に合格しています。
↑しかもリジェクトされた写真は「類似の画像が提出済み」と「知的財産権の侵害」のみです。
つまり「似た構図の差分写真」と「商標やキャラクターが写った写真」であるため、少し意識して三脚やライトを使いキレイに撮るだけで9割は審査に通るほど甘々審査だと言えます。
とにかく継続さえすれば安定した収入になってくれるのがAdobestockですから、ぜひ気軽にフォトストックにチャレンジしてみてください。
1枚3円でもいつの間にか稼いでる?「写真AC」
最初は1ダウンロード3円と言う超低単価に拒否反応を示していたのですが、少し継続してみたら「結構売れるかも…!?」となるのが「写真AC」です。↓
写真素材ダウンロードサイト【写真AC】- 現在の登録枚数=360枚前後
- 月平均販売枚数=2,000~3,000枚見込み(まだまだ始めたばかりのため)
- 販売単価 =3円
あれれ?いつの間に?!
敬遠していたため登録枚数はまだまだ少ないですが、毎日15~50ダウンロード近くされるようになっていました。
これは驚きで、正直もっと早くから手を付けていればよかったと思う程です。
写真ACは著作権が譲渡されてしまう…
なぜ写真ACを避けていたかと言うと、写真ACには以下のような規約があります。
4.写真をアップロードしたことにより、会員は、写真の一切の著作権(著作権法27条及び28条の権利を含む)を弊社に譲渡し、以後、写真に関する著作権は弊社に帰属します。
写真ACの利用規約「写真のアップロード」項より
5.写真をアップロードした会員は、弊社あるいは写真をダウンロードした利用者、その他いかなる第三者に対しても著作者人格権を主張しないものとします。これは学校や教育機関など、グループとして写真をアップロードする場合にも適用されます。
写真ACの利用規約「写真のアップロード」項より
つまり写真をアップロードした時点でその写真は「自分の物では無くなる」と言う事です。コレって写真を撮る人にとっては非常にデリケートな問題ですよね。
例えば知人と一緒に撮った写真をうっかりアップロードしようものなら、ダイエットのbeforeに使われたり、出会い系の広告に使われてしまっても文句は言えません。
(撮影者の意図しない目的に利用された場合に主張できる「人格権」も無くなるため)
当時の私は骨髄反射でこの規約に「NO!!!」となっていました。しかも1ダウンロード3円って…!!
しかし、Adobestock用に撮影する際あえて少しヘタな「差分」を撮り、それを写真AC用にする事で「まぁこれなら手放してもいいか」と言う感覚で写真ACに力を入れ始めました。
写真ACは無料ダウンロードだからバンバン売れる!
↑世の中で需要がありそうだったテイクアウトの写真。毎日のようにダウンロードされています。
↑幅広い用途が期待できる請求書の写真。請求書のテンプレートはネットで検索すればいくらでも見つかるので、ブランクな内容に変更してプリントしました。
写真ACは会員登録さえすれば利用者は基本的にどんな写真でも無料でダウンロードすることが出来ます。
そのため、写真をアップロードさえしておけば、いつの間にかダウンロードされていきますし、上手く当たれば1枚だけで1日数十ダウンロードされることも珍しくありません。
写真を販売する側も気楽にやっているせいか、写真AC全体のクオリティは低めでキレイに撮るだけで一気に売れるチャンスがあります。
類似画像に対する審査がやたら厳しい
敷居が低い為利用者が多く、写真のアップロードも多いせいか「似たような素材の写真」には非常に厳しい面があります。
例えば、コーヒーの写真を例にすると…
↑こちらはコーヒーと本で審査が通ったもの(英字の本っていいですよね)
↑こちらはコーヒーは同じ位置で、本がドライフラワーに入れ替わった写真。
コーヒーの位置がほとんど同じだったためか「類似した作品が既に公開されています。」とリジェクトされてしまいました。
明らかに内容は違っているハズですが、類似で拒否されたという事は機械的に「メイン構図が近い物は内容にかかわらずリジェクト」されていると思います。
あれもこれもと審査に出すと、売れそうな写真は拒否されて微妙な構図の写真だけ採用なんて事が良くあるので注意してください。
ビットコインの投げ銭がワンチャンもらえる??
これは実際に貰えるのか真相は定かではありませんが、写真ACにはダウンロードする人からクリエイターに対してビットコインによる「投げ銭」の仕組みがあります。
海外の似たようなフリー画像サイト「Pixabay」でも【コーヒーを奢る】と言う投げ銭の仕組みがあるため、オリジナリティのある写真を提供できる方はチャンスがあるのかも知れません。
ビットコインの投げ銭を受け取るには【GMOコイン】でビットコインの空口座を開設してアドレスを貼り付けるだけでOKです。
口座開設の申し込みもネットで出来ますし、必要な物は免許証だけ(手続きのハガキを自宅で受け取る場合)で私の場合は5日程で無料で口座を作れました。
副業でストックフォトするなら写真ACは非常におすすめ
写真ACはAdobestockと比較して全体のクオリティは決して高くありません。
そのため、写真はブログに使う程度…とか、旅行で持っていくくらい…なんて方にも非常におすすめできます。
1ダウンロード3円と超低単価ですが、枚数さえ登録すればかなりのダウンロードが期待できるのが魅力。写真のクオリティがそこそこでも半年くらい頑張れば月5,000円~8,000円くらいは稼げるはず。
写真の登録作業が最初は大変ですが、慣れれば1日30分もあれば余裕でこなせるようになります。
登録を悩んでいる方は写真をいつもより2~3枚多く撮って写真AC用にしてみてはいかがでしょうか?
※こちらに私の写真ACページをリンクしてありますので、良かったら参考にしてみて下さい。ついでにダウンロードとファン登録もお願いします!
独特な写真を撮る人にはチャンス特大!「EyeEm」
写真を撮っている方で、あまり一般受けしない・アーティスト系の作風の方にはドイツの写真共有サイト「EyeEm」がおすすめできます。
ストックフォトサイト、というよりはInstagramのような写真共有よりのサイトですが、写真の販売も同時に行われており1枚2,000円~10,000円以上の超高額で売れる事も!
販売メインのサイトではないので、滅多に売れませんがアーティストタイプの写真を撮る人にはチャンスがあるのでおススメ出来ます。
EyeEmで写真が高く売れた!!
ある日突然EyeEmから「写真が売れたよ!換金はよ!」とメールが来たので覗いてみると、なんとこちらの写真が…
↑1枚27.78ドル=約2,800円で購入されていました!驚き!他にも色々あったのになぜこれ笑
ちなみに、何故こんなに高単価で写真が売れるのかと言うと、EyeEmに登録した写真は1日~7日程度の審査期間を経たあと「販売不可」「EyeEmマーケット」「Partner collection」に分けられます。
その中の「Partner collection」はEyeEm内だけでなく、あの超有名な写真販売サイト「ゲッティー」等でも販売されることに!しかもロイヤリティは驚異の販売額50%!!
他のストックフォトサイトが20~30%である事を考えると、非常にクリエイターを大切にしてくれています。
※ちなみに振込は10ドル以上でPayPalが選択できます。5~7日程度で入金。
高く売れる一方、1枚10円以下になることも…
実は他にも「写真が売れたよ!」と何回か通知があったのですが、メールを確認するとまさかの0.07ドル?!なんてことも…
しかもゲッティーで売れたのに7円って笑
EyeEmは日本でやっている人が少なく、情報があまりないのでこれは憶測でしかありませんが、購入した側が超大規模プランで「月10,000ダウンロード/15万円」のような契約だったのかも知れません。
それだと0.07ドル=ロイヤリティ50%=1ダウンロード15円でも不思議ではないです。
滅多に売れないのに10円以下は悲しいですが、まぁ売れたらラッキー程度で考えておけばいいと思います。
ストックフォトの難点「タグ付け」が超簡単!
ストックフォトをやっていると誰もが躓く「タグ付け」がありますよね。
EyeEmをおすすめする一番の理由として、このタグ付けの仕組みが非常に優秀な点です。
写真をアップロードすると被写体を認識して「かなり正確に自動でタグ選択」をしてくれます!
↑こちらの写真のように、アップロードした段階で「blossom」や「cherry tree」のタグを引っ張ってくれるので、add allをクリックするだけで全部タグ付けが出来る仕様。
Adobestockも自動で引っ張ってくれますが、わりとガバガバなのでEyeEmのタグ付けは超優秀と言えます。
しかもアップロードした写真はデフォルトで「販売する」にチェックが入っているためポチポチするだけでいつの間にか販売されているのが魅力。
ストックフォトのタグ付けに疲れたら合間にEyeEmを挟むとストレス解消できるのでおススメ笑
これからストックフォトを始める方にはAdobestockと写真AC、息抜きにEyeEmをやるのがベターではないでしょうか。
実際にこの3サイトだけで月2~3万は固い(登録すればするほど上昇する)です。
さて、ここからはあまりおススメできないサイトをご紹介しますね。
初心者に人気だけどあまりおすすめできないサイト
私の個人的な感想になりますが「ストックフォト おすすめ」と検索して出てくるサイトで人気はあるけど実際にはおすすめ出来ないサイトをご紹介します。
基本単価が1枚10円に改悪!「shutterstock」
shutterstockはストックフォトサイトの中でも低単価ながら世界中に販路を持っており、写真の販売数が多く上位に来る人気サイト「でした」
なぜ過去形なのかと言うと、2020年5月末に突然このような連絡が…!
↑要約すると…
今までは最低ロイヤリティが25円だったけど、一番上のレベルは40円にして最低レベルは10円にするわ あ、そのレベルは今まで通算ダウンロードで上がる一方だったけど毎年1月1日に全員リセットするね! ちなみに1月1日から最高レベルになるには25,000ダウンロードが年内に必要だからよろしくぅ!!(翌年1月1日にまたリセットだけどね)
これは酷いです。どんなに売れている写真家でも容赦なく1月1日から1枚10円に…
でもロイヤリティが下がったなら、販売額も下がってダウンロードが増えるからいいのか…?
ところがどっこい!なんと販売価格は据え置きで、クリエイターに対するロイヤリティだけが下がって利益を搾取する体制になってしまいました…。
確かに以前は初心者向けで良かったかも知れませんが、今は絶対におススメできないストックフォトサイトです。
ムダに登録枚数制限がある「PIXTA」
こちらもストックフォトサイトとして日本では人気がありますし、比較的売れやすいサイトですが、ムダとしか思えない「登録枚数制限」がストレスです。
月間で登録できる枚数が決まっており最初は20枚から、そして登録と販売を繰り返すと100枚前後まで伸びていく仕組み。
ストックフォトをやっていると、月間で200~500枚くらいは平気で登録するため、PIXTAのためだけに毎月数十枚だけを選別する必要があります。
しかも写真の審査が12日以上とムダに長い期間待たされるため、時事ネタの写真などが登録される頃には旬が過ぎている事もザラ。
また、ユーザーの検索性も悪く例えば「テイクアウト」と検索すると…
↑おすすめは同じクリエイターの類似画像がズラリ。
これは検索性で言えばユーザーに対してスパムに近く、クリエイターから見れば特定ユーザーの優遇=新規ユーザーは表示すらされない超絶不利な状況と言えます。
(新着順にしても同じく大型クリエイターによる汚染が広がっている…)
そもそも登録できる枚数に差があるため、初心者が「日本語で分かりやすい」とスタートすると心を折られてしまう原因になります。
「とりあえず登録して少しづつ枚数を増やす」くらいの気持ちがおすすめです。
その他のストックフォトサイトもおすすめはできない
先に紹介したPIXTAやshutterstockの他にも、国内で利用できるストックフォトサイト。例えば…
- アマナイメージズ=タグ予測が弱い、謎の審査基準で大量リジェクト
- 123RF=タグを日本語入力→弱い機械翻訳に自動変換される
- フォトライブラリー=1枚づつしか登録できない。タグも都度やり直し
- スナップマート=一律30~38円。1枚づつ登録、タグも。
これらのサイトでも写真を販売できますが、いづれもストックフォトで最も重要な「タグ付け」に難があり、労力の割に良く売れるワケでもありません。
そのため初心者の方がヘタに手を出すと「時給10円以下の副業を寝ないで頑張る」と言う悪循環に陥ってしまう可能性があります。
ですが、写真を販売できるサイトが多ければ多いほどチャンスもまた増えるため、時間に余裕のある方やコツコツした作業が苦にならない方はぜひチャレンジしてみてください。
2020年度版ストックフォトまとめ
これからストックフォトを始める方も、幅広くフォトストックサイトに手を出してるけどイマイチ売れない…。
そんな方は①Adobestock(安定)、②写真AC(量)、③EyeEm(ロマン)に注力してみてはいかがでしょうか?
いづれのサイトも登録枚数の制限がなく販売ルートも豊富で、努力した分がしっかりと返って来てくれます。
沢山のストックフォトサイトに登録して手広くやる事も大事だとは思いますが、やはりある程度売れる実感と成功体験が無いと、ただただ疲弊するだけになってしまいます。
ストックフォトの一番大事な「継続する」と言う事を理解するためにも、まずは3サイトで1日1枚でもいいのでチャレンジしてみて下さいね!
それでは次回もよろしくお願いします!
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