みなさんこんにちは。
カメラマンが忘れる物ランキングNo.1…そうSDカードですね!
そのSDカードがなんと100均のダイソーで販売されているとの噂が…
実際に見に行ってみるとありました、32GBのmicroSDが550円で販売されていました!
しかもこのmicroSDカード、32GBの大容量にも驚きですが転送速度を表すクラス10との表記が…!
本当だとしたらなかなかの価格破壊…そもそも実際に使えるレベルなのか…それでは早速レビューしていきましょう!
DAISOのmicroSDカードはまずまずの性能?
こちらがダイソーSDカードの中身。
まぁ特に印刷がズレていたり作りが雑なんてことは無い、いたって普通のmicroSDカードです。
表記を見てみるとSDのスピードはクラス10、UHSはクラス1となっています。
これは最低転送速度が10MB以上である事を保証する規格であり、550円の価格からすれば頑張っている品質だと思います。
見た目からは特に粗悪品のような印象は受けませんので、手持ちのSDカードと比較してみましょう!
ダイソー550円SDカードVSサンディスクSDカード
左がダイソーの550円カード、右側が恐らく最も有名なサンディスクの1980円SDカード。
サンディスクのSDカードは同じクラス10ですが、UHSクラスは少し上のクラス3となっています。
実際に転送速度を試すのはタイムラプス撮影した画像(557枚)で合計766MBのデータを使って…
- SDカード(アダプター付き)
- microSDカード単体
- サンディスクのSDカード
をPCからSDカードに書き込んで、その時間を測ってみました。
検証に使うSDカードリーダーは超小型&USB-C接続できるAnkerのカードリーダーを使います。
これはSDだけでなくmicroSDカードも直差し出来るのでおススメ。
まずはSDカードアダプターを通してUSB-C対応のカードリーダーを使って766MBを転送したところ…
ダイソーSDカード(アダプターあり)は約1分4秒で転送出来ました。
速度は毎秒13MBくらいだったので、低速ではありますが全然普通に使えるレベルじゃないでしょうか。
次はSDカードアダプターを外してmicroSDカードを直接差して検証。
同じく766MBのデータを書き込んでみます。
個人的にはSDカードアダプターがネックになると思っていたのですが、特に影響がないようでSDカードアダプタを経由してもしなくても同じ1分4秒でした。
そして最後にサンディスクのSDカードを測定してみましょう。
さすがに価格が倍以上するぶん転送速度も倍の毎秒20MB以上出ていますね。
サンディスクのSDカードは766MBの書き込みにかかった時間が約34秒となかなか快適です。
DAISOのSDカードは一眼レフカメラで連写できるのか?
さて、ダイソーのSDカードが普通に使えることが分かった所で、今度はカメラに差してチェックしてみます。
今回はNikonのミラーレスカメラZ30で、RAW写真を何枚連写できるか調べてみました。
その結果…
- ダイソーSDカード→8連写
- サンディスクのSDカード→37連写
となりました!
ダイソーSDカードの転送速度自体は普通に使う分には問題ありませんが、カメラで連写をするとすぐバッファ限界が来てしまいシャッターを切れなくなってしまいます。
550円と言う低価格を考慮すると仕方ない事ですが、カメラを使う人にはダイソーSDカードはおススメできませんね。
ダイソーのSDカードは4K動画を撮影できるのか?
結論から言うとかなり厳しいですね。
同じくNikonのZ30で試してみたところ、バラつきはありますが1~3分程度で↑の状態になり強制的に4K録画が止まってしまいます。
もし動画撮影をメインにしている方がSDカードを忘れた場合「あ、DAISOでSDカード売ってるじゃん!」は地獄への直行便になるので注意しましょう!
ダイソーのSDカードはあくまで緊急時の記録用や、人にデータごと渡してもいいような状況に限定した用途だと思った方が良いかも知れませんね。
今やSDカードは家電量販店以外でもコンビニ等で気軽に手に入る物になりましたが、それでも550円と言う超低価格は大きなメリットです。
また、余談にはなりますがダイソー商品にもかかわらず1年間の保証が付いているのも気が利きますね。
カメラマンとしては決しておススメは出来ない商品ですが、もし緊急事態でSDカードが必要になった場合はダイソーでもそこそこ大容量の32GBが買える事を覚えておいて損はありません。
次回もよろしくお願いします!
※最後までお付き合いありがとうございます!この記事が「いいね!」と思っていただけたら↓のリンクを1クリックしていただくと嬉しいです!
にほんブログ村
コメント