【5万円以下】超高速3Dプリンター「Ender3V3KE」をレビュー!【Creality】

3Dプリンター

みなさんこんにちは。

今回は、2023年末に発売されたばかりの3Dプリンター「Cleality Ender3V3KE」を購入したのでレビューします!

Ender3V3KEはFDM方式の一般的な3Dプリンターですが、5万円以下でありながら高級機並みの超高速印刷が可能で私のような初心者でも簡単に使えるのが魅力です!

それでは実際に使用した感想を元にレビューします!

↑ほぼ同じ内容のレビューを動画にしていますので、お時間ある方はぜひこちらの動画をチェックしてみてください!高評価&チャンネル登録していただけると嬉しいです!

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Ender3V3KE 特徴①:組み立て&スタートが簡単

Ender3V3KE 特徴①組み立て&スタートが簡単

まず一番最初の特徴として、このEnder3V3KEは組み立て&スタートアップが初心者でも簡単に行えます。

機械部分が集中する土台部分はほぼ完成状態で梱包されており、実際に組み立てするのは縦の支柱部分と右側面のタッチパネルくらいです。

組み立てをしたら各種ケーブル類を差し込むだけで組み立ては完了ですが、3Dプリンターの組み立てが初めての私はかなり慎重(壊れたら怖い)にやったので1時間半ほどかかりました。

しかしそれでもほとんどの部分はケーブルを挿すかネジを回すだけなので、他のバラバラに送られてくる3Dプリンターより遥かに簡単だと言えるでしょう。

また、付属品のUSBメモリ内により詳細なPDFファイルが保存されているため、安心して組み立てができますね!

人気の3Dプリンターのため、ネットやYoutubeで調べればいくらでも組み立て動画が出てくるのも魅力。

Ender3V3KE 特徴②:5万円以下!安くて速い!

Ender3V3KE 特徴②:5万円以下!安くて速い!

Ender3V3KEは最大印刷スピードが500mm/sと10万円クラスの3Dプリンターに匹敵するスピードでありながら、販売価格は高級機の半額近い4万5千円程度と非常に手を出しやすい価格。

入門用の3Dプリンターが3万円程度で購入できることを考えると、スピードと価格のバランスに優れている事が分かります。

今一番売れている入門用3Dプリンターは同じCrealityで3万円前後の「Ender3V3 SE」だと思いますが、V3SEは限定的なMAXスピードが300mm/sであるのに対し、V3KEはなんと通常速度が300mm/sとなっていて、特別な設定を必要とせず高速プリントが可能。

価格差は1万5千円ありますが、3Dプリンターは印刷時間が30分変わるだけで印刷に対するハードルが激下がりするため、もしV3SEを検討している方がいるならばV3KEの方が後悔しないと思います!!

Ender3V3KE 特徴③:オートレベリング機能搭載!

Ender3V3KE 特徴③:オートレベリング機能搭載!

3つ目の特徴はオートレベリング機能。

ひと昔前の3Dプリンターや低価格帯の3Dプリンターは、印刷するプラットフォームの四隅に付いているネジを回して微調整する必要がありました。

しかしこのV3KEはボタン一つで全体を調整してくれるオートレベリング機能を搭載しています。

この機能のおかげで、何度も失敗しながら調整する必要がなくなり、3Dプリント用のデータをV3KEに送るだけで印刷が可能!

しかも1度オートレベリングをしてしまえば暫くワンクリックで印刷しても問題ない安定感があります。

Ender3V3KE 特徴④:とにかく失敗がすくない

Ender3V3KE 特徴④:とにかく失敗がすくない

先ほどのオートレベリング機能と高速印刷のおかげで、知識がゼロに近い状態で拾ってきた3Dデータを印刷しても余裕で印刷成功します!

もちろん中空や大きなオーバーハング(大きく外側に張り出す形)はさすがにサポートや印刷の向き等を調節する必要はあります。

しかし、一般的なフィラメントであるPLAなどはV3KEのプリセットを選択するだけで、かなりの高精度で印刷できるのが大きな魅力ではないでしょうか?

この成功率が高いおかげで印刷自体が非常に楽しく、特に必要ないデータでも気軽に3Dプリントして経験を積むのにツラさが全くと言っていいほどありません。

Ender3V3KE 特徴⑤:5万円以下でABSフィラメントが使える!

Ender3V3KE 特徴⑤:5万円以下でABSフィラメントが使える!
Creality公式サイトより

最後にこれはメリットとデメリット両方になってしまうのですが、V3KEは5万円以下の価格帯でありながらABSやASAと言ったプラスチックと同様の性質を持つフィラメントが使用可能です。

3Dプリンターを始めたばかりの時は「PLAフィラメント使いやすい!」と思っていても、硬さに対して強度が低すぎる事実に気づきます。

そこで適度な靭性(ねばり)を持つABSが使えるV3KEを選択肢に入れる方も多いと思いますが、実際にABSを印刷してみると上手くプリントすることは非常に難しい

ABSは室温にかなりの影響を受ける

ABSは室温にかなりの影響を受ける
印刷初期の段階で反ってビルドプレートから剥がれてしまったABSフィラメント ※定着を良くするスティックのりをプレートに塗ってもダメ

この写真はABSを印刷したくて何度かチャレンジした残骸です。

ABSフィラメントはプリント時に高温を保つ必要があり、この印刷をした時は1月20日ごろで室温が10度前後だったため印刷の初期段階で反ってしまいまともにプリントが出来ませんでした。

対策としては3Dプリンターを囲う「エンクロージャー」を使う事でうまくいくようになります。

なので、もしABSを使う前提でこのEnder3V3KEを検討している方はエンクロージャーの同時購入と、そのエンクロージャーを設置する90×90㎝前後のスペースが確保できるかも事前に確認しておきましょう!

それさえ用意できれば5万円以下の3DプリンターでABSやASAが使える貴重な機種であることは間違いありません。

高速機ゆえに音と振動は大きめ

これはもう仕方ない事ではありますが、最大プリント速度が500mm/sと言う超高速印刷をするとなるとプリントヘッドやビルドプレートが爆速&爆音を出すのは避けられません。

↑の映像を見てもらえばわかりますがそれなりに大きな音と振動が発生します。

※音量確認部分の動画が見れます

日中であれば許容範囲でも夜中にEnder3V3KEを使うのはあまりおススメできないため、アパートや集合住宅、小さなお子様がいる方は多少注意した方が良いかもしれません。

まぁこの辺はどの機種も同じような条件になるので、ある程度割り切ってしまう方が良いでしょう。

まとめ:Ender3V3KEはとにかくモノづくりが楽しくなる神3Dプリンター!

まとめ:Ender3V3KEはとにかくモノづくりが楽しくなる神3Dプリンター!
Creality公式サイトより

これから3Dプリンターを始めたい!光造形はレジン臭に耐えられなくて諦めた…!

そんな人にこのEnder3V3KEは本当におススメできる3Dプリンターです!

入門機より少し値段は高くなりますが、そのぶん高速な印刷速度と上位のフィラメントが使えるため自分のスキルが上がった時にも長く使えます。

3Dモデルが作れなくても今はいろいろなサイトでDLできますから、ここまで3Dプリンターのハードルが下がっている今が3Dプリンターの始め時なのかもしれません!

いかがでしたでしょうか?

3Dプリンターに興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね!

それでは次回もよろしくお願いします!

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