フルサイズ?APS-C?センサーサイズで何が変わる?

カメラ初心者向け

みなさんこんにちは

スーパーや直売所のおばちゃんと仲良くなりがちな茨城のカメラマン仲居です。

今回はカメラ初心者にはとっても大事な事だけど、良く分からないままカメラを選んでしまいがちな「カメラのセンサーサイズ」についてお話させていただきます。

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お手数ですが、その際はリンクをコピーしてchromeやsafariなどで閲覧お願いします。

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カメラのセンサーは画質に影響する

カメラのイメージセンサー
カメラのイメージセンサー 最もデリケートな部分のため触っちゃダメ

一眼レフ(ミラーレス)カメラには、レンズから取り込んだ映像を写真として記憶するための「イメージセンサー」があります。

一眼レフとミラーレスの違いはコチラで紹介してます

一般的にこのセンサーが大きいほど、光の取り込む量が増え、写真としてより精細な表現が出来ます。

ダイナミックレンジ」と呼ばれる諧調表現(例:夕焼けのグラデーション等)が豊かになり、白トビや黒つぶれがしづらくなるため、写真を楽しみたいなら出来るだけ大きなセンサーを選びたいところです。

カメラセンサーのサイズは大きく分けて3種類ある

センサーサイズの画像
センサーサイズは大きく3種類

↑の画像の通り、大きく分けて3種類あり、主な特徴をご説明していきます。

(他にも種類はありますが、今回は一般的な一眼レフのセンサーサイズを紹介)

一度は使ってみたい「フルサイズ」

まずは一番大きく、「いつかはフルサイズ」と言われるセンサーの特徴です。

  • センサーサイズが大きく高画質
  • 高感度(暗いところでの撮影)耐性が高く、ノイズに強い
  • 画角(写せる範囲)が広い
  • 「ボケ」が最も大きく出せる

プロから写真好きまで、大きなボケと高画質で適当に撮影してもいい感じの写真が撮れるのが魅力です。(絞りオートだけでも撮影しても、高性能ボディで何とかなる)

しかし、同時にデメリットもあります。

  • フルサイズ搭載機は15万円~と高価
  • センサーが大きい=本体も大きく重い
  • 画角が広いため、遠くを写す場合は大きく高いレンズ(10万~100万円↑)が必要になる。

このように高性能・高画質のため普段使いでは重すぎる・大きすぎるなどの制限が出るのがデメリットと言えます。(ある意味もっとも生活に影響があるとも言えます。…費用的な意味で)

ですが、上記がデメリットと感じなければぜひフルサイズを使いたいですね。

フルサイズで撮影した写真
フルサイズで撮影した写真 雲の濃淡が美しい

カメラの一番人気「APS-C」

家電量販店に並んでいる一眼レフ/ミラーレス一眼のセンサーは、ほぼこの「APS-C」センサーです。最も使いやすく人気のセンサーの特徴は

  • フルサイズより小さいが十分高画質
  • 人気があるため進化が早く、価格も安い。高性能な機種も比較的手軽に買える
  • 画角 (写せる範囲) が狭く、遠くを写すのが得意。望遠レンズもあまり高くない

比較的安くて高性能。手軽にカメラを楽しむことが出来るのが最大の特徴です。

プロで超高画質が必要!と言う条件でもなければ、デメリットと言える点はほぼありません。あえて挙げるならば

  • センサーサイズが小さいため広角がやや苦手

この程度ではないでしょうか。APS-Cのカメラは毎年のように新作が発売され、その分画質もどんどん上がってきています。

そのため、今までは高画質と言えばフルサイズ>APS-Cでしたが、よほど大きな印刷でもない限り両者を簡単には見分けられないほどAPS-Cは高画質になっています

ほとんどの人にとって「フルサイズは必要ない」と言っても過言ではないのかもしれません。

初めてのカメラを買うならこのAPS-Cセンサーが最有力候補になるでしょう。

(私も見栄でフルサイズを使っていますが、ニコンで言えばD500辺りのAPS-Cで十分ではないかと感じています。それほどに高画質化が進んでいます。)

APS-Cで撮影した写真
APS-Cで撮影した写真 フルサイズと比較してどうですか?
※顔は加工で塗りつぶしてあります。心霊写真じゃないよ!!

オリンパスとパナソニックだけ「マイクロフォーサーズ」

マイクロフォーサーズは「ミレーレス一眼しか存在しない」ちょっと特殊な立ち位置のセンサーになります。

フルサイズの約半分しかない小型のセンサーで、オリンパスとパナソニックの2社しか発売していません。その特徴は

  • とにかく小型で軽量
  • センサーはフルサイズの半分だが、それでもなかなかの高画質
  • 画角が最も狭く望遠が超得意。フルサイズ300mmのレンズは600mmの超望遠になる
  • ボディ、レンズが低価格。プロ用レンズでも約8万~で手に入る

他のセンサーと比べるとかなり極端な特徴です。

特に望遠レンズに至っては他のセンサー搭載機種と比較して、大きさは半分以下で撮影距離は同等~倍以上と、野鳥やスポーツ撮影など「距離があり被写体が良く動く撮影が得意です。

特にオリンパス機種であれば、本体とレンズ内に超強力な手ブレ補正があるため「手持ちで超望遠」など唯一無二の使い方もできます。

しかし大きなデメリットとして

  • 画質はフルサイズ・APS-Cと多少落ちる
  • 高感度(暗いところの撮影)に弱く、ノイズが出やすい
  • ボケが小さい

ボケ感が小さい部分に強くデメリットを感じてしまいますが、裏を返せば「ピントを外しづらい初心者向け」とも言い換えられます。

画質や高感度に関しては上位機種であれば「ハイレゾショット」や「高画質エンジン」などセンサー以外の部分でフォローしているため十分高画質です。

オリンパスのEM1‐Mark2には「プロキャプチャー」と言う機能があり、シャッターボタンを半押ししてから全押しする間も撮影する野鳥やスポーツに特化した機能もあります。

マイクロフォーサーズで撮影した写真 これで画質が悪いと感じたらAPS-C以上がおすすめ

いかがでしたでしょうか?

フルサイズ・APS-C・マイクロフォーサーズそれぞれに特徴とデメリットがありますね。

各メーカーの努力により、巷では「フルサイズは必要ないAPS-Cで十分!」とも言われていますが、

一眼レフカメラは「これじゃなきゃダメ!」と言う決まりはありません。ぜひ自分に合ったカメラを見つけてくださいね!

次回もよろしくお願いします。

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