みなさんこんにちは。
今回は何かと話題のTTArtisan 17mm F1.4についてレビューします!
またですよ…。また中華撮影機材を販売しているサイト「Pergear(パーギア)」からヤバいブツが出ちゃいました…。
前回ご紹介したPergearの25mmF1.8の広角単焦点レンズよりも、更に広く、そして1段明るい「TTArtisan 17mm F1.4」がついに発売されました!
発売日に注文して1週間ほどで手元に届いて使い倒してきましたので、作例を交えつつご紹介していきますね。
これはかなりおススメできますよ!
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TTArtisan 17mm F1.4の外観&スペック
まずはTTArtisan 17mm F1.4の基本的なスペックです。
ちなみに発売元は中国メーカーである銘匠光学で、公式販売サイトのPergear-Japan(パーギアジャパン)やAmazon等で購入できます。
このレンズの主な特徴は…
- フルサイズ35mm換算で約26mm、重さ約248gの小型広角レンズ
- F1.4と非常に明るいレンズ、他メーカーでは10万円以上に対し約15,000円と激安
- 10枚の絞り羽根でキレイな円形ボケ&絞り時は強い光状
- マニュアルフォーカスレンズで対応マウントはソニーEマウント、富士フィルムXマウント、マイクロフォーサーズ、キヤノンMマウント
- 絞りリングがレンズ前面にある珍しいタイプ
以上の構成になっており、今までマニュアルフォーカス中華レンズは標準~中望遠までしかありませんでしたが、満を持して広角域に激安中華レンズ登場!といった感じです。
ミラーレスにピッタリ!クラシックなデザイン
さっそくお気に入りのFUJIFILM X-S10にTTArtisan 17mm F1.4を装着してみました。
マニュアルフォーカスレンズらしく、レンズ周りに数字がいっぱいあってカッコいいです(素人感)
真上から。専用設計なのかと思うほどX-S10にピッタリですね。
(∞遠にピントを合わせるとレンズの画?が上に来ます。絶妙にダサい気がする…笑)
絞りリングが最前面にある非常に珍しいデザインで、逆にフォーカスリングがすごく手前にあるため右手でピント調節する人はグリップと干渉してちょっと動かしにくいかも知れません。
私は動画でジンバルのフォーカス操作をするのですが、手前過ぎてモーターやケーブルが干渉するのも注意ポイントかも。
フィルター径は40.5mmとちょっと特殊
F1.4と非常に明るいレンズのため、常に開放で使うにはNDフィルターは必須です。
TTArtisan 17mm F1.4は先細りのデザインから分かる通り、フィルター径は40.5mmとマイクロフォーサーズ機のレンズ並に小さい。
40.5mmはやや特殊なサイズのため、NDフィルターを装着する際はステップアップリングで40.5mm→49mmくらいにしつつケラレないよう調整する必要があります。
しかし、フィルター径が小さいと安く済むのは嬉しいポイント。
それではここから作例を見つつ、このレンズの特徴やおススメシーンなどをご紹介します!
現代レンズなのにグルボケが楽しめる?!
まずはF値開放で撮るっしょ…!
と思い撮影していたらまさかのグルボケが発生?!
何となく気づいている方もいると思いますが、このTTArtisan 17mm F1.4は前玉が球状になっており外周部が流れやすいレンズです。
そのためF値を開放して日の丸構図でピントを手前に合わせると、↑のようなグルボケをある程度狙って撮る事が出来ます。
これは好みが分かれますが、新品で手に入る現代レンズでこういった特徴は珍しくかなり面白いレンズではないでしょうか?
開放F1.4はもちろんシャープな写り
あまりにグルボケが衝撃過ぎて初めに紹介しましたが、普通に撮っても開放F1.4のピント面は非常にシャープな写りをしてくれます。
↑たまたま近くを歩いていたネッコをF1.4で撮影しました。
非常に浅いピントですが、毛の流れが分かるほどしっかり写っています。15,000円のレンズですよコレ。
また、最短撮影距離は20㎝前後とかなり寄れるのもいいです。
ボケはキレイな円形、周辺はレモン型
またまたF1.4で撮影しました。明るいレンズはよくボケるので撮るのが楽しいですね笑
中心部はキレイな円形のボケが出ます。
しかし広角レンズと言う事もあり、中心からズレるとレモン型になっていきます。
私はボケの形は気にしないタイプですが、常にボケボケで撮りたい!という人は一応気に留めておいた方が良いかも知れません。
広い画角でテーブルフォトにもかなりおススメ
フルサイズ換算26mmは普段使っているスマホの画角に近く、最短撮影距離も約20㎝前後と短いためテーブルフォトにもかなり向いていると思います。
広角レンズはピントを深く合わせやすいのも、テーブルフォトではメリットと言えます。
もちろん明るいレンズの強みである前後をボカしつつ撮るのもTTArtisan 17mm F1.4は得意。
適度に背景を取り入れつつ寄れるので、普段からオシャレな写真を撮りたいカメラ女子の方にはかなりハマるレンズだと思います。
F1.4 の広角レンズ?星を撮ってみたいじゃないですか!
と、言うワケで撮ってきました天の川。広角レンズらしく星と風景を一緒に撮れるのが嬉しいですね。
星撮影はヘタなので参考にならないかも知れませんが、赤道儀を使わず三脚のみでもそれなりに天の川が写っていると思います!(天の川の撮り方分からないのでDMで誰か教えてください!)
周辺の星はやはり歪んでしまいますが、たった15,000円台のレンズで星景撮影が出来るようになるのはかなり魅力的ですね!
換算26mmの広角レンズは絞って撮るのも楽しい
やはり広角レンズと言う事で、しっかり絞っての風景撮影が非常に楽しいレンズではないでしょうか?
そう思って近所の山に登って撮影しました。(うっかりTシャツ1枚とスニーカーで1時間ほど登山。皆さんはちゃんと準備をしてから山に入りましょう)
広い風景を広く撮る。単純な事ですが、ダイナミックに写真を撮るのはやはり楽しいですね。
こちらも同じくF11と絞ってスギ林を撮影しました。
整然と手入れされた杉の密集感がキッチリ絞った事で出ていると思います。
広角レンズらしく、絞った際のパンフォーカスは非常に手軽なため、街中でのスナップ撮影なんかもストレスなくこなせるレンズではないでしょうか?
今度は多少絞ってF5.6で撮影しました。
広角らしく手前を大きく写して、背景をほどほどにボカすのもインパクトがありますね。
個人的にはこのF5.6前後はピント面の解像感も高く、キッチリ撮りたい時はおススメです。
TTArtisan 17mm F1.4の気になる所
TTArtisan 17mm F1.4はコスパ抜群の良いレンズですが、気になる所もあります。
↑まずはレンズフレア。まぁ中華レンズあるあるですが、オールドレンズのようなキレイな円形は出ません。
表現としては全然ありだと思いますが、ちょっと残念です。
↑絞り開放だと強い光源近くにパープルフリンジ(左側:紫被り)が出やすいです。
これは他の中華レンズやオールドレンズにも出てくるため、いつものお約束ですが撮影時は注意が必要。
↑次は写真中央付近のゴーストです。
ハッキリと青紫のゴーストが発生していますね。結構頑張っている方だとは思いますが、気になる人は多いかも知れませんね。
↑先ほどの写真でもそうでしたが、絞り羽根が10枚と多いのでF11付近まで絞った際はド派手な光状が発生します。
これは現代レンズっぽくもあり、夜景やイルミネーションでウニウニさせたい人にとっては逆にメリットに感じる人も多いのではないでしょうか?
ゴーストの出方さえ気をつければ印象的な写真になるため、とても面白い特徴のレンズです。
TTArtisan 17mm F1.4まとめ
・開放F1.4はシャープ&グルボケも狙えるし星も撮れる
・最短撮影距離が20㎝くらいまで寄れる
・広角らしく絞ってパンフォーカスが得意
・逆光はゴーストが出やすいのでちょっと苦手
・絞るとトゲトゲの光状が出やすい
私が使って撮影したイメージはこんな感じでした。そして何より言いたいのが…
17mm/F1.4の広角レンズが15,000円は安すぎる!!!
これにつきます。
風景、スナップ、テーブルフォトまで万能にこなせる広角レンズとしては破格ではないでしょうか。
付けっぱなしレンズとしてもおススメできるため、気になった人はチェックしてみて下さい!
FUJIFILM用の広角中華レンズとしても十分選択肢に入ると思います。
公式サイトはセール等のタイミングで最安値ですが、発送が中国からで5日~1週間程度かかるので急ぎの人はご注意を。
Amazonは在庫次第では翌日に届くので早めに欲しい人はAmazonからどうぞ。
それでは次回もよろしくお願いします!
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