みなさんこんにちは。
今回はカメラのシャッター速度をコントロールして、スポーツや生き物など動きが激しい被写体でもピタッと止める方法を、カメラ初心者の方に向けてご紹介します。
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シャッター速度を変更するには?
シャッター速度を変更するには、各カメラに搭載されている↑画像の様なダイヤルを回し、シャッター速度優先モードに変更します(写真はNikonD750)
■Nikon、Olympus、Panasonic、Sonyはダイヤルの「S」
■Cannon、PENTAXなどはダイヤルの「Tv」
これらが各メーカーの主な表記になるので、ご自身のカメラでシャッター速度モードに切り替えて見て下さい。
ちなみに、このモードは「カメラマンが選んだシャッター速度でキチンと写真が撮れるように、カメラ本体がISOや絞り等を自動でコントロールする」モードになります。
裏を返せば「シャッター速度以外は、ボケも画質も勝手に上げ下げするわ」という事なので、仕組みが理解出来てきたらマニュアルモードも視野に入れておきましょう。
シャッター速度を変えて水の流れを見てみよう!
今回も難しい話は抜きにして、シャッター速度を変えると写真がどう変化するか確認してみましょう。
ギリギリ手ぶれしない1/60秒
恐らくほとんどの人が手ぶれせず(三脚を使わず)に撮ることができる、ぎりぎりのシャッター速度である1/60秒です。流れる水を止めることが出来ず、本来は玉状の水滴が線になっています。
手ぶれの心配いらない1/160秒
手ぶれの心配なく安心して撮れる1/160秒です。
人物やスナップなどであれば十分な速度です。しかし、水の流れ落ちるスピードは速いため、水滴はブレてしまっています。
高速シャッター速度1/400秒!
通常の撮影としては高速なシャッター速度になります。
スポーツや動物などは、この速度から「止まって」見えるように。
水滴もほぼ玉状になってきましたが、もう少し高速にシャッターを切る必要がありそうです。
超高速!1/2,000秒!
かなりの超高速シャッターです。
水滴が生まれる瞬間の「歪み」まで写っています。
しかしこれだけ早くシャッターを切るとなると、室内ではほぼ何も映らなくなってしまいます。(たぶん、ほとんどの人が一眼レフを使って経験すると思います。)
このシャッター速度を使うためには、①晴天時の屋外 ②外付けフラッシュを使う※ ③ISO感度を撮影出来るまで上げる
上記の3通りしかありませんので、晴天時には動き物で積極的に使いたいですし、天気の良いであれば絞りオートのF8程度であれば自然と出ているシャッター速度になります。
※HSS(ハイ・スピード・シンクロ)
ほとんどのカメラで限界の速度!1/4,000秒!
恐らくほとんどのカメラが出せる限界のシャッター速度になります。
この速度ならば光以外は止めることができます。
桜吹雪、雪、バッターがヒットを打つ瞬間、ボクサーが殴られ顔がゆがむ瞬間、動物がジャンプした瞬間などあらゆる現象が止まり、人間の目では認識できない世界を写します。
※1/2,000秒同様かなり明るい環境が必要になります。
室内でもISO感度を高めたり、ストロボを使ったハイスピードシンクロでの撮影が出来れば、以下のような写真も撮影できます。
↑の写真はストロボ2台とマクロレンズで撮影しました。
このように超高速シャッターは、人間の目では捉える事が出来ない瞬間を撮影出来る事が魅力です。
人物撮影で必要なシャッター速度は??
普段使いであれば、1/160秒以上あれば安心して使う事が出来ると思います。
ポートレート撮影では絞りオートのF1.8等、明るいレンズで撮影すると思うので特別意識する必要はありません。
(絞りオートと明るいレンズであれば、屋外では自然と1/500秒程度になっている)
風になびく髪の毛や、舞い落ちる桜など1/500秒程度のシャッター速度は屋外であれば問題ないでしょう。
しかし曇天や夕方などシャッターチャンスを逃したくなければ、シャッター速度優先モードにして高速シャッターを意識しましょう!
次回もよろしくお願いします!
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