マクロレンズを使わない!おすすめマクロ撮影の方法

カメラ初心者向け

みなさんこんにちは。

雨が多すぎて太陽を忘れてしまった茨城県のカメラマン仲居です。

今回は、一眼レフを持っている人なら誰もが一度は撮ってみたい「マクロ」撮影を、高価な「マクロレンズ」を使わずに撮影する方法をご紹介します。

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一眼レフならではの楽しみ!マクロ撮影

普段見ている花や、植物、昆虫などが画面いっぱいに広がり「自分が小さな生き物だったら、こんな世界に見えるのか!」と誰しもが夢中になるマクロ写真ですが、いざカメラを買ってチャレンジすると「近づくとピントが合わない」なんて経験はありませんか?

それもそのはず、レンズにはそれぞれ「最短撮影距離」が設定されており、それより近くはピントが合わず撮影できません。

その際に必要になるのが「マクロレンズ」です、マクロレンズは最短撮影距離が短くなっており、接写で撮影することができ一眼レフならではのマクロ撮影を楽しむ事が出来ます。

↓マクロレンズで撮影した写真です。

マクロで撮ったクローバー
クローバーと水滴。
マクロで撮ったミツバチ
ふわふわミツバチと菜の花
マクロで撮った紫陽花
見ごろを過ぎた紫陽花。美しい。

マクロレンズは高い!でもいずれは欲しい…!

そうなんです…マクロレンズは他のレンズと違い、特殊な用途のレンズに位置付けされています。

そのため、各メーカーで1~2種類程度しか販売されておらず、気軽に始めるには比較的高価になっています。

主に標準域マクロ(40~50mm)と中望遠マクロ(60~100mm)があり、中望遠は比較的高価ですが、その写りは柔らかいボケとピント面の解像度の高さが魅力。

しかし、いざマクロレンズを買おうと思っても大半の人が踏みとどまってしまいます。

「そんなに使わないだろう」「明るい単焦点の方が欲しい」「使いづらそう」

恐らくこんな理由ではないでしょうか?

と、言う訳で今回はマクロレンズを使わず、マクロ撮影する方法を以下にまとめました。

(前置きが長くなってすみません…)

マクロレンズを使わない!3つのマクロ撮影方法

1:望遠レンズなどの望遠域で撮影する「テレマクロ」

望遠レンズには被写体を「おおきく写す」特性があることから、望遠レンズでギリギリまで被写体に寄って撮影する「テレマクロ(疑似マクロとも)」でもマクロ的な撮影が出来ます。

しかし、あくまで疑似的なマクロ撮影になるので、最初に載せた写真のような撮影はできず、単純に大きく写しただけとも言えます。

2:レンズのフィルターでマクロ効果「クローズアップレンズ」

お使いのレンズの前面にフィルターを装着し、マクロ効果を得る方法です。レンズにレンズフィルターを重ねるので、「コンタクトレンズにメガネ」のようなイメージです。

価格が安く、1枚1000円程度から購入できます。

今持っているレンズにつけるだけで、手軽にマクロ撮影をスタートさせることが出来ますが、使用するレンズとぴったりのサイズを選ぶ必要があり、重ね付けで画質が落ちる可能性があります。

種類が多く、多少知識が必要ですが非常に安価で手軽なのでおすすめの方法です。

3:レンズとボディの間に入れる「接写リング」

レンズとボディの間に専用のリングを挟む事で、最短撮影距離を強制的に短縮し、マクロ撮影が可能になる「接写リング」です。※エクステンションチューブとも呼びます

前記2つの方法と違い、筒状のリングを挟むだけなので画質の低下が無く、レンズ本来の性能を生かしたままマクロ撮影することが出来ます。

安価な物だと3,000円前後から購入でき、メーカー純正品もあるので安心です。

今回はこの接写リングを詳しくご紹介します。

ボディに付けるだけ「接写リング」の使い方

今回は接写リングを写真で詳しく説明させていただきます。

まずは標準レンズの最短撮影距離を測る!

オリンパスの「EM10mrk2」+「M.ZUIKO DIGITAL 25mm(35mm換算標準50mm) F1.8」でピントが合うギリギリまで寄ってみました。

標準レンズの最短撮影距離は12センチ
レンズから約12センチが最短撮影距離だった。通常であれば十分寄れるレンズと言えます。
12センチで撮った写真
↑の限界まで寄って撮った写真。キレイに撮れていますが、標準レンズではこれ以上近づけません。

まずは何もせず、通常のレンズで限界まで寄りました。小さな紫陽花ですが、なかなかアップで撮れていますね!しかし、これより近づくとピントが合わず撮影できません。

接写リングをボディとレンズにセットする。

今回使用したのは、マイクロフォーサーズ用の接写リングです。

Commlite エクステンションチューブ(10mm,16mm) CM-ME-AFMM (マイクロフォーサーズマウント) 電子接点付き
↑ニコン用の接写リングはコチラでご紹介しています。
今回使用したレンズとボディ
このボディとレンズの間に
間に接写リングをかます
接写リングをかませて
接写リングを付けたところ
はい完成!

特に難しい設定や技術は必要ありません。ただ間に挟むだけで完了です。

では、実際にどれだけ接写できて、どんな写りになるのか見てみましょう。

こんなに近づける!マクロ撮影できる!

1センチくらいまで近づけた
1センチぐらいまで近くに寄れた!くっつきそう!
比較写真
通常時と比べてこんなに近づける!
マクロ撮影になった紫陽花
おお!ようこそマクロの世界へ!
マクロ撮影風景
こんなに近づいて…
凄くアップに撮れた
こう写る!す・て・き!

どうですか?普通のレンズが接写リングを挟むことで、マクロレンズに早変わりしました!一眼レフを持ったなら、こういったマクロ写真は誰しも憧れる物ですが、高価なマクロレンズを買わなくてもこれだけ大きく写すことが可能になります。

↑接写リングは超近距離で撮影するため、レンズ自体が影になってしまう。LEDのライトなどが撮影時には便利です。

いいことだけじゃない…メリットとデメリットがある。

お手軽にマクロ撮影を楽しめる接写リングですが、メリットだけではありません…デメリットも同時に発生するので、事前によく確認しておきましょう。

接写リングのメリット

レンズを選ばない→ボディとレンズの間に装着するので、レンズを選びません。マクロレンズでは通常明るくてもF2.8が基本ですが、明るいF1.8のレンズや超広角レンズなどでもマクロ撮影が楽しめます。

画質に影響が出ない→クローズアップレンズもおすすめですが、コンタクトレンズにメガネを重ねるような物なので、どうしても画質に影響が出ます。接写リングはレンズを使わず、筒を挟むだけなので、画質に影響が出ません。

価格が安い→接写リングの価格はさまざまですが、数千円~高くても1万円前後です。マクロレンズを買うほどでは…と言う方にはお試しとしても十分魅力的な価格ではないでしょか?

接写リングのデメリット

超近距離しかピントが合わない→最短撮影距離を強制的に短くする装置なので、マクロレンズと違い、超近距離以外はピントが合わず撮影することが出来ません。

マクロレンズはマクロ撮影だけでなく、スナップ等も可能なので、これは注意する必要があります。(接写リングを外せばいいだけですが…)

オートフォーカスが効かない場合がある)→あまり安い物は電子接点がなく、オートフォーカスが機能しない物があります。

マクロ撮影はピントの浅さから、三脚+マニュアルフォーカスが基本のため、オートフォーカスは使用しない場合が多いですが、人によっては不便と感じるかも知れません。

Exif情報が残らない場合がある)→写真に残る「Iso SS速度 F値など」の情報です。こちらもあまり安い物は記録されませんので、あとから「この写真はどんな設定で撮ったんだろう?」となった時不便です。

※上記2点が不安な場合、ケンコーから発売されている接写リングが多少高価ですが電子接点に対応しており安心です。↓各メーカー用のが用意されています。

Kenko 接写リング デジタル接写リングセット SONY αE用 フルサイズ対応 10mm/16mmセット 834008

それでもマクロ撮影は楽しい!

植物や昆虫専門の写真家の方などが居るように、その魅力に取りつかれた方は大勢居ます。まずはクローズアップレンズや接写リングでその楽しさを味わってみてください。きっとあなたもマクロ撮影の虜になると思います。

いかがでしたでしょうか?被写体としていつでも何処でも咲いている花や部屋の小物など、マクロ撮影するチャンスは以外と多いものです。ぜひマクロ撮影にチャレンジしてみてくださいね!

↑接写リングの最新記事はこちら

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