みなさんこんにちは
写真の登録サイトに600枚程ブチ込んだ茨城のカメラマン仲居です。
(タイトル付けが賽の河原かと思える苦行だった笑)
撮影に行くときカメラマンはどんな服装をしていますか?という疑問に私なりの考えをまとめたのでお話させていただきますね!
なぜカメラマン=黒い服なのか?
カメラマンってなぜか黒い服のイメージがありませんか?
よく都内でポートレート撮影していると、30歳以上のカメラマンが全身黒づくめの服装をしているのを良く見かけます。
何となく気になって調べてみるとこんな意見が…
- 服の色が写真に写りこまないように
- 黒子のように気配を消すため
- プロっぽく見せるため
こんな意見が目につきました。
なるほど…と一瞬納得しかけましたが、冷静に考えてみると黒い服を選ぶのは、スタジオやイベント撮影のプロだけではないでしょうか?
光物のブツ撮りなんかは黒の方が絶対いいですが、一般のカメラマンには黒づくめの必要な無さそうです。
じゃあポートレートとかコスプレ撮影するカメラマンは、いったいどんな服装がいいのでしょうか?
ポートレート撮影するなら絶対!白シャツ!
私とお会いしたことがある人は分かるかも知れませんが、ポートレート撮影の時はほぼ100%白シャツを着ています!
白シャツにこだわる理由がいくつかありますが、まずは↓の写真を見てください。
なにか気づきましたか…?
…
……
そうです!大正解!!
なんと逆光での撮影にも関わらず、顔全体が明るいのです!
そして、逆光なのに目にハイライトが入っています…!その瞳の中には何やら人影が!
(オールドレンズなのでピントは甘いですが)
ポートレートは白シャツの理由①:白シャツはレフ板になる!
先ほどの写真のように、白シャツを着ていると逆光時に自身をレフ板にすることが出来ます!
効果はバツグンで日差しが強ければ強いほど、ストロボも使っていないのに目にハイライトを入れる事ができ、モデルさんに近づけば太陽の光を反射して顔全体を明るくすることも可能です。
特に屋外でのポートレート撮影は、カメラマンだけだとレフ板を扱うこと自体が大変なので、白シャツレフ板はポートレートに最適です!
(当然、体の大きな人ほど効果はバツグン!)
ポートレートは白シャツの理由②:清潔感がある!
特にポートレート撮影では、モデルさんがほぼ女性であり、撮影時に初めましての状況が頻繁にあります。
その際、白シャツだとカメラマンの顔も明るく見えますし、なによりシミなどのない白シャツはとても清潔感があり、モデルさんに安心感を与えて撮影のコミュニケーションがスムーズになります。
女性の気持ちに立ってみると良く分かりますが、初対面の待ち合わせで「全身黒づくめ」の中年が来たらどう思いますか?
コナンの犯人かな?
と警戒されること間違いなしです。
ヘタしたら待ち合わせで先にこちらに気づき、見た目で撮影ドタキャンされる人もいるでしょう。
ポートレートは白シャツの理由③:周りから怪しまれない!
これは先ほどと似たような事ですが、黒づくめでいかにも「カメラマン」感を出していると、実は通行人や周りの人からはマナーの悪い「カメラ小僧」と認識されてしまいます。
そうなると何故か「女の子を盗撮してる」と怪しい人物扱いをされてしまいます。
(モデルの女の子とコミュニケーションが少なく、追従する形であればなおさら)
そういう目線にモデルの女の子は敏感で、撮影のモチベーションがダダ下がりします。
しかし、白シャツなら爽やかなので「ちゃんとした人」と周りから不審がられずに済みます。
コスプレ撮影もカメラマンの服装は白シャツがいい?
レフ板代わりになるならコスプレ撮影も白シャツでいいのでは?
と思っていましたが、コスプレ撮影でのカメラマンの服装は白シャツでなくてもよさそうです。
コスプレ撮影は白ホリのスタジオが多い
コスプレの併せ(合わせ)などはスタジオで撮影することがほとんどです。
しかもスタジオの大半は白ホリや白壁なので、わざわざ白シャツを着る必要は無さそうです。
撮影人数も多く、レイヤーさんやアシスタントの方にレフ板をお願いする事も出来ます。
(さすがに蛍光色や原色の赤・青などは色被りの原因になるので避けるべき)
コスプレ撮影はストロボを使う
そもそもコスプレ撮影はストロボがほぼ必須で、その上アンブレラやソフトボックスなどを使用します。
そのため、顔の明るさや瞳のハイライトなどはストロボで調整するので、白シャツレフは必要ありません。
屋外で撮影する場合でも、ほとんどの方はストロボを使うのでコスイベなども特に気にする必要はないと思います。
よほどおかしな格好をしない限り、コスプレ撮影はちゃんと洗濯をした清潔な服を着ていれば問題ありません。
カメラマンはなるべく清潔な服装が望ましい
カメラマンである以上は、女性を撮影する機会がどうしても多くなります。
そう考えると、やはり全身黒づくめよりも清潔感のある服装が望ましいと私は思います。
(女性からすると、バイト先に迎えに来てくれた親がヨレヨレのだらしないTシャツだった…みたいな感じ?)
自分とモデルさんだけでなく、周りの目も考えてTPOにも合わせた服装を心掛けたいですね。
とは言え、「Tシャツとパーカー以外に着た事ない!!」「10代から同じ服装で何を着ていいか分からない!!」って方も男性カメラマンには割といると思います。
そういう方には上から下まで、全身コーディネートしてくれるサービスなんかがあるので、そういったファッションサービスを覗いてみるものいいかも知れません。
↑まったく分からない人はコーディネートを全部丸投げできるサービス。
↑毎月おすすめのコーディネートを送ってくれるサービス。
もしくは、自分で流行りの服を調べたい!でもオシャレ雑誌を買うには抵抗が…と言う方は「雑誌読み放題サービス」を使って、どんな服か今風なのか情報収集しましょう。
特におススメなのが「雑誌読み放題サービス最強」と名高い楽天マガジン。
↓の記事でおすすめ雑誌読み放題サービスをまとめました。ファッション誌だけでなくカメラ雑誌もついでに読めてコスパが非常にいいのでぜひ目を通してみてください。
正直、普段カメラやレンズを買っている人にとって洋服は「え?安っ!服ってこんなにコスパいいの?」ってなると思うので、直前でモデルさんに良くドタキャンされてる人は服装を見直してみてはいかがでしょうか?
特にポートレート撮影は、モデルの女の子がカメラマンと距離を取って歩いているのを良く見かけるので、心当たりのある方はカメラとレンズだけでなく、服装にも投資をしていきましょう。
↑ポートレート撮影に関する記事をモデルの探し方からデータの渡し方までまとめました。気が向いたら読んでみて下さい。
次回もよろしくお願いします!
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