みなさんこんにちは
今回は「カメラマンになる!」「フリーランスで生きていく!」と甘い考えと勢いで会社員を辞めてしまう人がSNSで散見されるので、その前に準備すべき大切な事をご紹介します。
とは言え、手続きや法律関係まで広げると覚える事が多すぎてせっかくの決意を挫くことになってしまうためカメラマンのなり方!よりも「これだけはやっておくべき!」と言う点にフォーカスして見ていきましょう。
※私自身への戒めも込めているため記事ボリュームは大盛り。ブックマークしてゆっくり読んでいただければと思います。
カメラマンは大きく分けて2種類の働き方がある

準備を始める前に、まずはカメラマンの働き方として2種類ある事を覚えておきたいですね。
いずれもメリット・デメリットが非常にハッキリしているため、自分のスタイルと相談しながら働き方を決めていきましょう。
カメラマンの働き方①:会社員カメラマン

いわゆる「社カメ」と言われるカメラマンの働き方です。
広告会社やデザイン会社、そして撮影専門の会社に専属カメラマンとして働く方法。
一口に専属カメラマンになると言っても働き方はあくまで「会社員」で、撮影が無い日は打ち合わせをしたり資料を作成したりとサラリーマンと変わりません。
※スタジオカメラマンの専属アシスタント「直アシ」もざっくりコチラに分類します。
会社員カメラマンのメリットは…
- 毎月固定の安定した給料が振り込まれる。
- 仕事は待っていても入ってくる。
- 先輩カメラマンが居るため技術を学びながらお金がもらえる。
- 会社員の為、責任やリスクは軽減されている。
- 個人では受けられないような大きな仕事に参加できる。
会社員カメラマンのデメリットは…
- どれだけ撮影しても給料は一定。
- 撮影が無い日は資料作成や事務仕事などがある。
- 仕事量は自分でコントロールできない。
- 好き嫌いで撮影案件を選べない。
- 上司がいる
給料や仕事において会社員カメラマンは非常に安定しているのがメリットです。
さらに言えば、個人では何年経っても受けられないような有名企業の広告など超大型の撮影案件に関われる可能性が十分あります。
しかし、逆に言えばどれだけ撮影をこなしても給料は一定ですし、嫌いな撮影を拒否する事も出来ず、定時までしっかり働くのがサラリーマンである会社員カメラマン。
もちろん上司がいるので職場によってはストレスフルになる可能性もあります。
カメラマンの働き方②:フリーカメラマン

これを読んでいる皆さんが理想にしているのはコチラのカメラマンでしょう。
フリーランスとして働き、ゆくゆくは個人で会社設立…。
好きな時に自由に働き、嫌いな人や面倒な人間関係はサヨナラー!これぞ働き方改革!うひょー!…何てことも夢じゃないのが魅力です。
フリーカメラマンのメリットは…
- 1回の撮影で0円~100万円以上も夢じゃない収入。
- 撮影→納品で1日数時間だけしか働かなくて良い。
- 上司も部下もいない自由な生き方。
- 仕事のない日は朝からゲームや映画だって全部自由時間。
- 定時が無く、撮影が終われば解散。
逆にフリーカメラマンのデメリットは…
- 収入は「安定」とは無縁。月収0円も余裕である。
- 撮影案件は待ってても来ないため自ら営業する必要がある。
- すべてが「自己責任」でトラブルも自力で解決。
- 事務手続きや税金関係など、すべて自分でやる必要がある。
- 社会的信用が低く、何かと不利な立場。
すごーく甘い考えで言えばフリーカメラマンはトンでも無いメリットだらけです。
フリーで仕事をしていると「え?こんな簡単な撮影で10万円以上貰えるの?!」とびっくりする事だって普通にあります。(心の中ではニヤニヤが止まらないような時もある)
ですがそれは上手く行っている時だけで、ダメな時は月収0円だったり「フリーランスだから」と足元を見られて撮影費用が期日までに振り込まれない…なんて事も。
常に勉強と成長と営業をしていかなければ、あっという間にメンタルをやられてニートカメラマンの出来上がりです。
フリーランスカメラマンになるのはメリットも大きいですが、それだけリスクもあります。
まずは会社員カメラマンになった方がいい。
もし、今すぐ会社を辞めてフリーカメラマンになりたい!そんな方は、ぜひ今からでも会社員カメラマンになる事をおすすめします。
私の場合は、こういったブログを書く程度には勉強や調べものをするのに抵抗が無い人間なので独学で撮影技術を学んできました。
ですがハッキリ言って、経験や撮影技術に関しては会社員カメラマンとして学ぶ方が100倍効率が良く、定型だった撮影の流れは一生モノのスキルになる。
個人では揃えるのが大変な高級レンズやボディもタダで使わせてくれます。
悪い事は言いませんので「撮影技術を勉強してお金がもらえる」と思って1年だけでも社カメを経験した方がいいです。マジで。
もし現時点で十分な撮影スキルとよくわからない自信がある方は、フリーランスカメラマンとしてここから読み進めていただければ幸いです。
カメラマンの働き方②:フリーカメラマン

だいぶ前置きが長くなって恐縮ですが、大切な事なのでご了承ください!
さて、ここからカメラマンになるためにしておいた方が良い準備をご説明していきます。
まずはカメラマンの仕事道具である「機材」ですね!
ここで一番言いたい事は「会社員の内に揃えておけ!」です。
※今回はあくまでフリーカメラマンとして働く場合を前提にお話しします。
ボディはフルサイズ×2台が良い
メインとなるカメラはやはり「フルサイズ一眼レフ」にすべきだと個人的に思っています。
一眼レフ機の良い所と言えば、多少の衝撃ではビクともしない堅牢性とバッテリーライフの長さ、何より高い安定性が魅力ですが…
1番の大きな理由は「見栄」です。笑
最近はミラーレス一眼が大流行しているのになぜ?αシリーズの方が高画質でしょ?とカメラに詳しい人なら当然の反応でしょう。
なんならAPS-Cボディのカメラでさえ、相当拡大しない限りほとんどの人に見分けがつかないほど最近のカメラは高画質です。
それでも「フルサイズ一眼レフ」をおすすめするのは、フルサイズ一眼レフの大きなボディとレンズは取引先の担当者からすれば「ちゃんとしたカメラ」に見えるから。
実際にフリーで働いてみると分かりますが、撮影先の担当者には「カメラは全部一眼レフ」「写真=Jpegでしょ?RAW?なにそれ?」程度の認識しか持たない人が多くいます。
そういった方にとっては「良いカメラ=大きいカメラ」であり、フルサイズ一眼レフのカメラは相手先に余計な心配をさせない印象を与える事が出来ます。
実際に中小企業に撮影で伺うと必ずと言っていいほど「お!いいカメラですねぇ」と言われます。
相手にとって不安定で闇ガチャとも言えるフリーランスカメラマンだからこそ、こういった見栄はすごく大切。
あと、忘れちゃいけないのが予備機。カメラのシャッター耐久限界がいつ訪れるか分かりませんし、人とお金が動いている撮影案件だと失敗は出来ません。
カメラバッグから出す事はほぼありませんが、予備機は常に1台持っておきたいです。
レンズは広角・標準・望遠ズームを揃える
一眼レフの魅力と言えば単焦点レンズ…ですが、かなり構成を練った撮影以外で単焦点レンズは必須ではありません。(もちろん、キレイに撮れるに越したことはないですが)
また、ポートレート撮影のように開放でボケボケ!なんて撮影もイメージカット以外では求められない場合が多い。
むしろフリーランスカメラマンとして多い案件は、料理・店舗・インタビュー・記念行事であり、F値を絞って撮影する事の方が多いくらいです。
さらに撮影場所は毎回違うため、焦点距離や最短撮影距離に制限がある単焦点レンズより「ズームレンズ」の方が圧倒的に利用します。
可能であればF2.8固定の広角ズーム・標準ズーム・望遠ズームからなる「大三元ズーム」を揃えておくべきです。
…が、非常に高価なため揃えるのが難しい場合はF4固定の「小三元」と単焦点を組み合わせてもよほどクオリティを求められる撮影以外は何とかなります。
(私の場合はF4固定の24-120mmでほとんどの撮影をして、他は単焦点でカバーする事が多いです。)
いづれにしてもかなり費用が掛かる部分なので、フリーカメラマンになる前に会社員のお給料である程度揃えておくのが吉です。
ライティング機材は最低でも2灯体制

ストロボは最低限の知識と2灯体制は揃えておいた方が絶対役に立ちます。
ストロボがあると受けられる撮影案件…
- インタビュー
- 記念行事
- ブライダル
- 料理
- 商品撮影
ストロボ無しでも受けられる撮影案件…
- 店舗撮影
- 屋外でのプロフィール撮影
- 簡単な記念行事
むしろストロボが使えなくても、意外と受けれる撮影案件あった事に驚きました笑
ストロボ技術は収入に直結しますから、ストロボに加えてライティング機材も最低限揃える必要があります。
また、これは意外かも知れませんが、フリーカメラマンで「ライティング」出来ない人が実はめちゃくちゃ多いです。
ストロボ持っていても「デュフューザーで直射」と「天バン」しかできないプロカメラマンはその辺に普通にいます。
(新聞やフリーペーパーのインタビュー記事なんかで良く見かけます)
テクニカルな部分はどんどん勉強すればよいですが、すくなくともストロボを使って「適正な露出」で撮影できるスキルだけでも、フリーランスカメラマンとして強力な武器になります。
その他の撮影機材も会社員の内に買っておく!

三脚やカメラのメンテナンスキット、スタンドやレフ板、予備のバッテリーなどなど
使えるだけで撮影の幅が広がる機材はサラリーマンの内に可能な限り揃えておきましょう。
フリーランスのカメラマンはタイミングが合わず仕事を断ったら「2度と縁が無い」なんて事が当たり前にあります。
そういったチャンスロスを少なくするためには、安定した収入があるサラリーマン時代を有効に利用して機材やテクニックを磨いて「この撮影できますか?」に即答で「できます!」と言えるよう努力したいですね。
高価な機材を揃えられない場合はレンタルできる
可能な限り機材は揃えておくべき。
これは間違いありませんが、今の収入では何年かかるか分からない…
そういった場合は基本的な機材だけ揃えて、使用頻度の少ない超望遠レンズやF1.2の明るい単焦点などは無理に揃えずとも「レンタル」する手があります。
レンタルであれば1本100万円近くするレンズでも、1日1~2万円程度で利用することが出来ますので「この仕事だけは逃したくない!」と言う場合には頭に入れておくと役に立ちます。

↑カメラ機材のレンタル最大手「ビデオエイペックス」が運営する
レンタル館
プロ用の大三元はもちろん、超望遠や特殊マクロ、ストロボ、三脚などの機材が網羅されています。
特にNikon・Canonはほぼ全レンズと現行ボディがレンタルできるため、最後の切り札的なショップ。覚えておいて損はありません。

↑最近はカメラも「サブスク」のサービスが続々登場しています。
使用頻度が高く、毎回レンズやボディを借りるのは大変!という方はサブスクの方がお得な場合もあるため自分のスタイルと相談して賢く利用しましょう!
カメラマンになる準備②:自分のホームページ(ポートフォリオ)を持とう

現在は誰でもフリーカメラマンになれる時代なため一口に「カメラマン」と言ってもカードゲームで言うアンコモン~ウルトラレアまで様々です。
そういった状況では安定感がある「社カメ」に比べてフリーカメラマンは「闇ガチャ」そのもの。
5,000円で超いい感じの写真を撮るカメラマンもいれば、30万円で普通の写真を撮るカメラマンまで様々です。
(5,000円ってどうなん?って話は長くなるのでまた別の記事で。決して良くない事だと思います。)
こういった状況で信じられるのは、普段そのカメラマンが撮っている写真。
つまり「ポートフォリオ」を見て判断するしかありませんよね。
最近ではInstagramやTwitterをポートフォリオ代わりにしているカメラマンが多いですが、SNSでは画像が小さいため本人の写真と「拾い画」の区別がしづらいです。
その点、自身のホームページであればPCの大画面いっぱいに写真を表示させることもできるうえに、HPを持っているだけで無条件にSNSカメラマンより1段上の扱いをしてくれます。
(自分のHPやポートフォリオがある=写真のクオリティと法的問題をクリアしていると認識されます。)
SNS以外にポートフォリオが無い方はフリーランスになる前に作っておくと「本気度」も違ってくるので必ず作っておきたい。少なくとも損は絶対にしないです。
フォトプランを契約してる人は無料でポートフォリオが作れる!

カメラマン・フォトグラファーとして活動していなくても、Photoshop+lightroomがセットになった「フォトプラン」を契約している人は多いと思います。
実はフォトプランにはPhotoshopとlightroom以外にもお得なサービスが付属しています。
その一つが「Adobe Portfolio」でPC・スマホに最適化されたポートフォリオサイトをフォトプランに契約していると無料で簡単に作成する事が出来ます。
クリエイティブ専門のAdobeらしく、自分の写真を高画質かつ美しいレイアウトで引き立ててくれるポートフォリオサイト。
非常にクオリティが高くおススメですが、高画質過ぎて動作がモッサリなのが難点…。
フォトプランを使っている人はとりあえずこちらでポートフォリオを持っておく事をおすすめします。

↑ちなみに私のAdobeポートフォリオです。
ホームページを作るならWordpressがおすすめ!

最近はHPさえも無料で作れる時代ですが、インターネットやパソコンに多少詳しい方ならば、更新に費用はかかりますがワードプレスによる自作HPの作成がおすすめです。
ちなみにこのサイトもワードプレスで作成されていますし、日本の企業サイトの大半がワードプレスで作成されています。
なぜ無料でもHPが作れるのに費用をかけてWordpressで構築するのか?
- カスタマイズ性は知識さえあれば無限大
- 独自ドメインによるブランディング力の高さ(このサイトは https://jyounetsu.site/ とシンプルで短いアドレス)
- 他サイトに埋もれないGoogle検索での上位表示が狙える
- 無料サイトと違い、急なサービス停止による閉鎖がない
私のサイトはほぼカスタマイズされていませんが、それでも月間1万PV以上のアクセスに繋がっている=HPから仕事の依頼に繋がる事も多い。
また肝心の費用ですが、主に以下の諸経費で運用が可能です。
- 独自ドメイン取得費用=100~3,000円(人気ドメインの.comなどは高い)
- 独自ドメイン更新料=年間約4,000円
- サーバー代=年間約6,000円
人気のドメインを取得しても年間2万円あれば、他のカメラマンより1歩進んだ自らのホームページを持つことが出来ます。
さらに言えば、ホームページ内に広告を設置して広告収入を得る事も可能。
記事のクオリティが高く、超人気のサイトになれば広告収入だけで暮らす事も夢ではないのが魅力の一つでもあります。
しかしWEB知識とマメな更新が必要になるので、そういったスキルに自信がなければ次の無料ホームページを検討してください。
※ワードプレスだけでもう一つサイトが作れる程のボリュームになるので、ワードプレスについて興味がある方はご自身で調べてみて下さい。
無料でもホームページは作れる
こういったWEBスキルは得意/不得意がありますので、もし苦手な場合は無料でホームページが作れるのでそちらを利用しましょう。
※無料HPでも構いませんが、あとから自分のサイトを立ち上げたい!となった場合、サイトの中身を引っ越し出来ない他にもデメリットが沢山あります。慎重に考えてから作成をおすすめします。
ちなみにちょっと長くなるので↓に別記事として作成しました。
↑無料でホームページが作成できるサービスをまとめました。
いまは無料でもかなりクオリティの高いホームページがスマホだけでも簡単に作成できます。
また無料だからスクラップ&ビルドが気兼ねなく繰り返せるのも魅力で、知識が無い人でもホームページのノウハウを学ぶ事が出来ます。
私も最初は無料ホームページ作成サービスで基本的な部分を勉強して、今のワードプレスサイトを作る流れで上手く行きました。
ホームページのようにブログ等を設置しない場合でも、最低限ポートフォリオと連絡先だけの簡単なページがあれば十分です。
カメラマンになる準備③:クレジットカードは絶対に作っておく!

これは…これだけは会社員の内に絶対作っておいてください!
「フリーランスは不安定な働き方だから、そもそも持つべきじゃないでしょ…」
逆です!不安定な働き方だからこそクレジットカードは絶対に必要です!
その理由は…
フリーランスになるとクレジットカードが作れない!
本当にフリーランスになるとクレジットカードが作れません。
たとえ前職の年収が450万でも1千万円でも、フリーランスがクレジットカードを新規発行するのは非常にハードルが高いです。
それほどまでにフリーランスとは「社会的信用度が低い存在」とイヤと言うほど教えてくれます。
いざ!と言う時に間違いなく役に立ちますし、使う予定が無かったとしてもとにかくクレジットカードだけは作っておくべきです。
フリーランスは現金が無い時間がある。

フリーランスカメラマンの収入は主に3パターンあって…
- 即日現金払い
- 当月末締め、翌月末払い
- 当月末締め、翌々月末払い
会社員のみなさんは②が一般的ですが、カメラマンの場合③がやっかいです。
例えば今月1日に撮影をしたとして、実際にお金が入るのは2か月後の月末…長い…。
(ちなみに経理の仕事をしている人に聞くと分かりますが、会社として③の末締め翌々月末払いの所は意外と多い。会社員が末締め、翌15日払いで給料をもらえるのは会社が翌々末分の支払いも建て替えて給料をくれています。ありがたいですね。)
フリーランスは「売り上げは立っていても現金が無い」と言う事が非常に良くあり、固定費用が払えずいわゆる「黒字倒産」になる人が多いと聞きます。
私も一度「あ、今月ガソリン代が無いかも」となった時に「仕事すら行けない!?」と背筋が凍る思いをしました。
そういった現金に余裕が無い時にクレジットカードがあれば、少なくとも「移動すらできない黒字倒産」を避ける事が出来ます。
撮影依頼があるのに移動できないって控えめに言っても地獄。
クレジットカードがあれば自己投資もできる

最近は色んなサービスが「クレジット支払いのみ」と言ったサービスが増えてきました。
例えばスポーツジムやネット動画、Amazonプライム、雑誌読み放題サービス、モバイルWi-Fi等が代表です。
これらは趣味と同時に「自己投資」とも言える部分で、最新の情報を得たり知識を得るために非常に有益。
サラリーマンと違い、フリーランスはコミュニティを持たない場合が多く、世の中の流れや流行りに疎くなりがちですが、上記のようなサービスを活用すれば仕事先でも話題に取り残される心配がありません。
こういったサービスの大半はクレジット払い専用なため、クレジットカードを持っておいて絶対に損しません。
カメラマンにオススメのクレジットカード
もしいまだにクレジットカードを持っていない方は、今すぐにでも作った方が安心です。
クレジットカードは非常に種類が多く分かりにくいですが、国内使用がメインならVisa・JCB・マスターカードであればお好きなクレジットカード会社を選べば大丈夫。
おすすめ①:昭和シェルのポンタクレジット

↑フリーカメラマンはスタジオ専属ではないため、全国各地に移動する機会が非常に多くなります。
シェルのPontaクレジットはフリーランスの命ともいえるガソリン代を節約できる最高のクレジットカード。
おすすめ②:楽天カード

↑楽天カードマン!!!
ネット上ではCMのウザさから悪名が評判ですが、それでもある程度の人気があるにはワケがあります…
そう!なんといっても「審査が緩い」!これにつきます。
フリーランスになった直後でもすんなり審査が通るくらい緩いため、会社員ならほぼ間違いなくクレカを作る事が出来るのが魅力。
どちらもフリーランスカメラマンにとって役立つ事は間違いないので、自分のスタイルや他のクレジットカードと比較してお得な物を見つけてください。
クレカ無しでフリーランスになってしまった場合
この場合は残念ですがフリーランスを一旦退場して会社員に戻る方が賢明かも知れません。
もし貴方が行き詰っている状況で、撮影以外にアルバイトをしている。そんな状況であればプライドなんかお金にならないのでさっさと捨てて会社員に戻りましょう。
そして1年くらい会社員しつつクレジットカードを作ったり、毎月貰える給料で撮影スキル向上や勉強、貯金をした方がこれから先の人生では大いに役立ちます。
ドロップアウトは決して恥ずかしい事ではなく、1歩踏み込んだ勇気ある人にしか訪れない貴重な経験です。
失敗は「タイミングが悪かっただけ」な事がほとんどなので、今回はサクッと諦める潔さが大切。
カメラマンになる準備④:活動地域での繋がりを持っておく

世の中はコネです。
「え?この写真に10万円も払ったんですか?!」と思わず声に出してしまいたくなる程酷い写真をフリーランスになって何度も見てきました。
これらの多くは「知り合いの紹介」「付き合い」の「コネ」で成り立っています。
どんなに写真が上手くても、SNSで1万いいねを貰ってもリアルな知り合いが少ないと実際の仕事には繋がりづらいです。(私も実際にTwitterで何度もお仕事貰ってるので無いとは言えません。)
しかし活動地域での「コネ」があれば、実績が少ないフリーランスなりたての時期でも相場と変わらない金額で仕事を紹介してもらえる可能性が非常に高いです。
そういった「コネ」はフリーランスになる前から行きつけのお店や、地元の商店街の人達、働いていた会社の取引先と仲良くしていれば自然と繋がりが出来てきます。
私もフリーランスなりたての頃は、地元の学校や前職でお世話になった人、元取引先の方から撮影案件を紹介してもらい助けていただきました。
むしろ「コネ」=「収入の最大値」が決まると言っても過言ではないので、フリーランスになる前から「いつかはカメラマンで食っていきたい」と夢を語っておくのが大事だと思います。
普段からそう語っておけば、いざカメラマンになる時にきっと力を貸してくれるでしょう。(最初からアテにしていると普通に流されて絶望するのでご注意)
カメラマンになる準備⑤:ちゃんとした名刺をつくっておこう

私は前職でマーケティング・広告企画・経営企画(ブランド立ち上げなども)を経験していたので社外の人間と名刺交換をする機会が多く、1年で300枚近く名刺をいただきました。
そこで気づいたのは「名刺の厚さは信用の厚さ」と言う事。
大手の方はもちろん大きな仕事をするため、しっかりとした厚みのある良い名刺を持たされていますし、デザインも垢抜けていました。
しかし、どこか胡散臭い人の名刺はもうペラッペラで、エクセルで作ったような野暮ったい名刺ばかり。(ちなみに私も会社から支給されていた名刺もあまり良い物ではありませんでした笑)
そして実際に仕事を依頼する業者を選定する時、薄い名刺の会社は「不思議と」避けて安心感のある名刺の会社が選ばれていました。
いざ連絡しよう、となって名刺ケースから取り出すと「お、いい名刺だな」と思う事が凄く多かったです。
その経験から「作るならしっかりした名刺」と自信を持って言えます。さらに言えば、薄い名刺のカメラマンはホームページもありません。
恐らく、名刺に書くことが少ない→デザインが弱くなる→名刺にかける金額が少なくなる→薄い名刺が出来上がる。ではないでしょうか?
フリーランスカメラマンの戦いは名刺を作るところから始まっている
フリーランスは言い換えれば「会社の看板で戦わない人」と言えます。
その肩書は「フォトグラファー」であり、部長も課長も経営企画室長なんて平社員を威嚇できそうな大層な看板はありません。
そんなフリーランスカメラマンの名刺が、電気屋で買った名刺シートに印刷されたミシン目の残った薄い名刺だったらどう思いますか?ダサいですよね。
つまり「良い名刺」を作っておけば、その時点でフリーランスカメラマンとしてスタートダッシュが出来ます。

↑「いい名刺」と言っても、こういったサイトで「100枚3,000円」も出せば一般的な名刺よりもこだわりを感じる高品質な物が作れます。
デザインはillustratorやPhotoshopで作れる人は良いですが、センスに自信が無い方はテンプレートを使ったり、ランサーズやココナラなどのスキルシェアサービスや同じフリーランス仲間にお願いして交流を増やしても良いかも知れません。
いきなり会社員を辞めないで!!

本当にお願いします。
「会社辞めたった!カメラマンで喰っていくぞ!」
とSNSで宣言する人を良く見かけますが、ちゃんと準備してますか?とおじさんは心配になってしまいます。
夢も覚悟も人生において必要な物ですが、それ以上に最低限の準備だけは会社員の内にしておいてください。
フリーランスからすると「毎月ちゃんとお金が振り込まれる」状況ってめちゃくちゃ安定しています。そのメリットを最大限利用して準備して欲しいです。
多分ですが、フリーランスから会社員に戻る人のほとんどがロクに準備せずスタート切った人だと思うので。
最後になりますが、ここまで読んでいただいた方に最後のアドバイスをさせてください。
フリーランスで働くなら貯金は最低でも1年間で300万円必要
これがメンタルを壊さず、自由気ままなフリーランス生活をする最低ラインの1年間の貯金です。
300万円以下の貯金だと好きな物も食べられない、遊びにも行けない、身だしなみも整えられない「精神的貧困」に陥ります。まるでスラム街に生まれ落ちたような絶望感。
こういった状況に耐えられないと思う方は活動資金に余裕を持っておいてください。
いかがでしたでしょうか?
フリーランスは大きなチャンスや夢もあり、上手く行けばストレスフリーな働き方が出来る可能性があります。チャレンジしよう!とは言えませんが、覚悟を決めているなら準備だけは怠らずに!
次回もよろしくお願いします!
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