みなさんこんにちは。
今回はビデオライト界隈に彗星のように現れた?5,000円で買える激安ビデオライト「Andoer LM100W」をレビューします!
なんと100Wの高出力ビデオライトでありながら、たった5,000円!ありえない!
同系統であるGODOXの60Wビデオライトが15,000円前後のため、その1/3以下とまさに価格破壊といえますね!(しかも見た目的にSL60のOEMっぽい)
早速レビュー…と行きたいのですが、まずは先に結論から…。
このAndoerLM100W…ダメです!買うな!
以上です笑
それでは、何がダメ?実際に使える?をレビューします!
何かあったのか?ボロボロの状態で届いたAndoer LM100W
思わず「大丈夫か?」と声をかけてしまうほどボロボロの箱で届いたAndoerLM100W
箱はベコベコで1回潰れたような状態です。安いとはいえ仮にも光学機器…
漢字の撮影灯?がただならぬオーラを放っています…。
中身はこんな感じで非常にシンプル。
本体とACコード、リモコン、ペラ1枚の説明書(英語)
一番驚いたのはリモコンが袋に入ってるのに、本体はまさかのこのまま入ってましたからね笑
そのせいで本体は最初から擦り傷だらけで、本体シールに至ってはちょっと剥がれかけです。
怖いので先に電源だけ入れてみました。
良かった!ちゃんと光ります!!!
これで5,000円はめっちゃお得やん!!!!
…。
それでは同系統と言うかOEMであると思われるGODOXのSL60と比較しながらレビューします。
見た目は完全にGODOXのSL60?AndoerLM100W比較レビュー
ボディ部分の長さがSL60Wよりも小型になってはいますが、足の付き方や取っ手、カバーなどAndoer100LMの見た目は完全にSL60Wのコピー品です。
ちなみに重量はAndoerLM100が1.1㎏、SL60Wが1.7㎏と約600gほど軽くなっています。
まぁ小型軽量になるのはありがたい。
操作パネル部分。
こちらもほぼ一緒のサイズで、GODOXのSL60Wには無線コントロール機能やグループ化ができるためボタンが1つ多くなっています。
基本的には電源ON/OFFと光量のツマミしか使わないため、説明書はいらないくらいです。
あと何気にヤバいのが、AndoerLM100には本体下部のアンブレラホルダーにロック機構がありません…。
なぜか途中までのネジ穴だけ開いてます…。笑
あほかよ…、絶対アンブラレ使うじゃん…。
LED発光部分です。
さすがにAndoerLM100は100WビデオライトなのでLED面も大型で一瞬安心しました。
マウント部分がやや浅い気がしますが…、つーかちょっと錆びてるんですけど…。
(裸梱包で2週間も船旅すればそうなるよなぁ…)
というかGODOXのSL60Wはさすがです。非常に作りが良く大きなヒートシンクで安心感がありますね。
発光面を横から。
明らかにAndoerLM100のヒートシンクが小さいのが分かります。
配線も剥き出しでLED部はプラスチックで出来ており、出力的に長時間使うのは危険がありそうです…。
※1時間ほど100%で使用したころ、AndoerLM100は触れないほど熱くなってしまいました…。ソフトボックスから焦げ臭いにおいが出ていたのでマジで危ないかも…。
激安にはまだまだカラクリがあります。
ケーブルも非常にチープでAndoerLM100が3m、SL60Wが5mと短くなってます。
さらに本体を守るアースも無く扇風機に付くような細いケーブル…。
ケーブルは3mあれば十分じゃん!と思いきや、実際はライトスタンドに乗せた時点で1.5mくらいになるので実質の長さは2mもありません。
物撮りには問題ないでしょうが、スタジオポートレート等では延長コードやポータブル電源が無いとまともに運用できませんね。
商品ページは詐欺表記?!色味が全然合わない!!
ISO100、F8、SS1/60秒にて撮影。光量は十分あります。
物は微妙でも100Wで光るなら別にいいじゃん!派のアナタ、そう上手くは行きません。
AndoerLM100商品ページには5500K±2200Kと表記されいますが、同じく5500KであるSL60Wと比較したところ明らかに青味が強く出ています。
lightroom上でざっくり補正してみたところ、約6000~6300Kとなっていたため他のビデオライトと多灯ライティングは出来そうにありません…。
ポータブル電源につないで出力を見てみました。
一応出力自体は100W近く出ているため、AndoerLM100のみでライティングする分にはホワイトバランスの調整で使えない事もないです。
とはいえメイン光源として使うのはリスキーですし、そもそも商品ページの表記と違うので既に購入している人は返品した方が良いですね。
これはクソ!AndoerLM100はマウントが狭い?
個体差の可能性はありますが、私の手元にあるAndoerLM100のボーエンスマウントが非常に狭くなっています。
そのため手元にあるボーエンスマウントのソフトボックス類で、使用できる物と不可の物がいくつかあったため注意が必要…というか共通マウントだからダメです。
ロック機構も甘く、常にユルユルになっているため使用には不安が残る…。
気になったので寄ってみました。
なんとロック部分が樹脂のようなパーツになっています…!
数回のテストしかしていないのにすでに擦り減ってる…。ゴミですよこれ。
ちょっと分解してみた
同型のSL60Wと比較してジュース1本分以上の600gも軽いのが気になったので、裏蓋を外してみました。
なんかスッカスカじゃないですか…?笑
あまり電気系統には詳しくないのですがダメな気がします。
ついでにSL60Wも開けてみたのですが、中身がギッシリ詰まっているのと配線がキッチリしていたためほとんど開かず。
でも写真では分かりづらいですが、ヒートシンクのようなものが全体をカバーしており放熱性を高めている安心の作りですね!
まとめ:AndoerLM100は買うな!
実売が約5,000円で100Wのビデオライト…価格破壊とも言える安さですが、実際は以下のデメリット
- 色味が6000Kと青寄り※致命的
- 本体の熱処理に疑問…というか危険アリ
- ボーエンスマウントでも使えない可能性
- アンブレラにロック機構無し
まぁ残念ですが、ハッキリ言って詐欺レベルの商品です。
しかし実際に100W近くの出力でビデオライトとしては機能するため、
どうしても安価でビデオライトが欲しい!!!デメリット込みでもコスパがいい!!
と言う方はあくまで自己責任でどうぞ。
個人的には安定性と品質を考えてGODOXのSL60WやML60、Pergear公式サイトで安売りしてるSL100Bi辺りが安価ビデオライトでは最も賢い選択かなと思います。
それでは次回もよろしくお願いします!
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