みなさんこんにちは
去年の写真をバーッと見ていたら、すこしだけ写真が上手になった気がする茨城のカメラマン仲居です。
今回は一眼レフ初心者向けに書いた記事が、ある程度蓄積されてきたので過去記事の紹介をしつつ、カメラについて【もっと早く教えてよぉー!】と過去の自分が思った事をまとめました。
一眼レフ初心者の方がこの記事を読み終わる頃には、少しだけ、でも確実にカメラが上達するような記事になっていると思います。
それでは使い方から順に紹介していきます!
※この記事は新しい初心者向けの記事を書いたら随時更新します。
一眼レフの撮影モードに迷ったら【絞りオート】
一眼レフ初心者の方は、説明書やガイドブックを読んで覚える方がほとんどだと思います。
その際、説明書やガイドブックの撮影モード紹介にはこう書いてありませんか?
「P(プログラムオート)は初心者でも簡単にキレイな写真が撮れます」
と、確かに機械任せで撮影できるので間違ってはいません。
しかし一眼レフ初心者のあなたはこう思っているはずです。
【一眼レフらしいボケた写真が撮りたい】
その場合、「P(プロブラムオート)」ではカメラが絞り値とシャッター速度を勝手に変更してしまうので、特に室内などでは意図したようなボケた写真を撮る事が出来ません。
ですので、一眼レフ初心者の内は逆に「P」ではなく「A(絞り優先オート)」にする事でボケを優先して撮影することが出来ます。
※Canonは「Av」モード
最近の一眼レフカメラは非常に高性能ですから、よほど暗い環境でもなければ「A(絞り優先オート)」だけで背景を大きくボカした【いい感じ】の写真で撮影を楽しめます。
ボケが大きい写真はパッと見で「上手く見える気がする」ので、写真が上手になった気がして自信にも繋がりやすくて非常におススメ。
他にも、スポーツや水をピタッと止めた写真が撮りたい!花火をキレイに撮りたい!と明確な撮影目的がある方は、以下の記事で詳しく紹介しているのでぜひご覧ください。
F値って何?明るいレンズってどういう事?
これから一眼レフで写真を撮る以上、常について回る話題が「レンズのF値」です。
このF値はカメラを知れば知るほど奥が深い数値ですが、一眼レフ初心者の方は次のように覚えておけばひとまず安心です。
・F値が小さい(主にF2.8以下)=明るい、早いシャッター、ボケる、レンズの値段が高い
・F値が大きい(主にF4以上)=暗い、遅いシャッター、ボケない、レンズの値段が安い
やはり一眼レフの楽しみと言えば、背景が大きくボケた写真なので使用するレンズはなるべくF値が小さい物を選択したいですね。
また、F値が小さいレンズは必然的に早いシャッターになり、手ブレや被写体がブレブレの失敗写真を減らすことにも繋がるので、初心者ほどF値が小さいレンズがおすすめです。
このほか、自分のレンズを良く知りたい!望遠レンズや広角レンズの写りが知りたい!と言う方は以下の記事でまとめています。
ISO感度って何?難しくて分からない…
これも一眼レフ初心者の方がぶつかる壁で、特に初心者の内は難題に思えるかも知れません。
簡単にISO感度を説明すると以下のようになります。
・ISO感度が高い(3200以上)=暗い所でも写真が撮れる、写真にノイズが入りザラザラの質感になる。
・ISO感度が低い(400以下)=暗い所では写真が真っ暗になる、ノイズがほとんどなく高画質になる。
一眼レフ初心者の内は、カメラ本体の設定で「ISO感度オート」→「最低100、最高3200」に設定しておくと一眼レフが周りの明るさに合わせ、十分に明るければISO感度を下げ、暗ければISO感度を自動で上げてくれます。
この設定なら、暗い環境で被写体が動き回るようなシーンでなければ、ほとんど失敗せず撮影することができるのでおススメです。
※ISO感度3200でノイズが気になる場合は最高1600程度に調整すると、画質&シャッターチャンスの両立が狙えます。
カメラやレンズを安く手に入れたい!
一眼レフカメラやレンズは非常に高価な物がほとんどです、特にこれからカメラを始めたいと思っている方には、どれだけ使うか分からない一眼レフカメラにいきなり10~20万円を出すのはかなり勇気が必要です。
そうなると選択肢に入ってくるのが、中古カメラや中古レンズの存在。
最新の機種などはメーカー保証などがあるため新品にすべきですが、中古であれば型落ちの一眼レフカメラやレンズが新品の半額以下なんてこともあり得ます。
もし中古で一眼レフカメラを始める場合には、注意点がいくつかありますので、以下の記事を参考にしていただければ【安物買いの銭失い】は避けられると思います。
中古でもやっぱり高いし、2~3日使ってから新品or中古を考えたい!
そんな心配症の方はいっそレンタルしてみるのも良いかも知れません。
↓一眼レフのレンタル最大手「ビデオエイペックス」↓
最上位機種でもなければ、レンズ付きで1日数千円でレンタル出来ます。
私も欲しいレンズに迷った時は、2本借りてじっくり使ってから考えたりします。
後から【やっぱりあっちが良かった…】と後悔しづらいのでおススメ。
※中古カメラ屋さんにレンズが大量にあるのは、勢いで買ってから「あれ?必要なくない?」となる人が多いとかなんとか笑
一眼レフ初心者がカメラと同時に揃えたい物
一眼レフを買ったら、同時に揃えたい物が3つあります。
どれも「あって損はない」物で、そこまで高くないのでカメラと同時に揃えておきたいです。
・三脚=風景、花火、マクロ撮影など「なくても何とかなるが、あると尚良い写真が撮れる」ため3,000円くらいのでもいいから持っておきたい。
・防湿庫=カメラの大敵であるカビからレンズを守ってくれる。防湿庫は高価なので、2000円前後のドライボックスは必須。
・カメラバッグ=レンズやカメラを衝撃から守ってくれる。一眼レフ初心者には小型軽量のショルダータイプがおすすめ。
一眼レフは他にも色々な機材を欲しくなりますが、まずは価格が安くても長く使えるこれらを優先的に揃えるのがおすすめです。
他の機材は撮りたい物に合わせて順次揃えていきましょう。
効率よく写真のスキルを覚えたい!
写真はただ闇雲にシャッターを切るだけでは、なかなか上手になりません。
写真のスキルを効率的に上昇させるのにおススメの方法は
ステキな写真を見る
↓
同じような写真を撮りたい!
↓
同じような写真が撮れない?!(なんで?????)
↓
撮り方や設定を調べる・覚える
↓
理想に近づくまで何度もチャレンジ
↓
理想の写真が撮れる
この「写真が撮りたい~勉強してチャレンジ」の良いループが最も効率よくスキルアップに繋がります。
そのためには良い写真にたくさん触れる必要があります。
SNSにはステキな写真がまるで星空のように広がっていますが、SNS映えを狙った過度な加工や撮り方には明言されておらず、撮れない自分とのギャップが生まれるだけです。
そこで挫折しないように、撮り方の解説まで丁寧に載っている写真の本をたくさん読みましょう。
始めは初心者向けの本で基本を学び、ある程度の知識が付いたら写真専門の雑誌がおススメです。
特に写真雑誌は「雑誌の読み放題サービス」で読める物があるので、毎月買うのは大変!や立読みでは覚えられない!と言う方にはスマホでいつでも読めるのでおススメです。
ストロボは買った方がいい?!
結論から言えば、カメラを長く楽しみたければ【買い】です。
なぜならば、写真とは突き詰めていった先にあるのは【光と影のコントロール】に行きつくから。
物を撮るにも、ポートレートを撮るにも、風景を撮るにも、全ての写真は光と影を意識してコントロールすることで良い写真になります。
そういった意味で、ストロボは撮影の幅を確実に広げる事が出来るアイテムですから、買わない手はありません。
しかし、実を言うと私自身もストロボを買ったが上手く使えず放置してた時期が半年以上ありました笑
一眼レフ初心者にありがちな「ストロボ?明るいレンズで良くね?」と短絡的な思考で考える事を放棄してしまったのです。
ストロボはそれほどに初心者には難しく感じる物なので、手放しではおススメできませんが、上手く使えれば撮れない写真が無くなるカメラマンの秘密兵器でもあります。
もしストロボに「興味はあっても使えるか分からない!」と言う方は、ビデオライトから始めるのが手軽で良いかも知れません。
ビデオライトはストロボと違い、常に光で被写体を照らすため初心者にはうってつけです。
私もストロボが使えなかった頃はビデオライトで光の読み方や、カメラのF値・シャッター速度・ISO感度等シャッターを切りながら学びました。
なんだか上手く撮れない?構図を見直してみよう
撮影をしていると、同じ被写体を撮影しているのにSNS上では魔法でも使ってるの?と思ってしまうほど別格の写真を見かけますよね?
その場合は撮影機材やテクニックの前に【構図】を見直してみる事をおススメします。
上手な写真は間違いなく、美しい構図に当てはめられた写真になっているので、まずは同じ構図で撮影してみてから機材や撮影方法のテクニックを磨きましょう。
iPadでRAW現像にチャレンジしてみよう!
一眼レフを覚えてくると必ずぶつかる壁、それがRAW現像です。
RAW現像が出来るようになると、写真は1段階どころか数段上のレベルまで魅力を引き上げる事が出来ます。
しかし以前のRAW現像はパソコンが必須だったり、そもそもやり方自体が難しく初心者は完全にお断り状態でした。
ですが、iPadやRAW現像アプリの登場で一気に身近な作業になったため、初心者こそ難しく考えずにサクッと覚えてしまった方が良いです。
撮影したデータを色んな人に渡したい!
写真を撮影していると、必ず必要になる作業が「データ渡し」
ひと昔前はSDカードごと直接渡したりしていましたが、現在はインターネットの発達により大きなデータを高速で送信する技術が増えてきました。
また受け取る側はプロだけでなく、お子さんを撮影したお父さんお母さんやポートレートのモデルになってもらった女子大生まで様々です。
そんな時に複数のデータの渡し方を覚えておくと、今後の撮影もスムーズになります。
一眼レフは始めてから覚える事がたくさん
そもそも一眼レフカメラを始めるハードルが高いのに、始めてからも覚える事がたくさんあります。
特に今回まとめた内容は、初心者の方がつまづきやすい物を重点的にリストアップしてみました。
逆に言えば今回まとめた内容を覚えてしまえば、一気に中級者に仲間入り出来るかも知れませんので、分からないと諦めずに楽しみながら覚えていただければ幸いです。
お知らせ:2019年10月に発生した台風19号により、全国各地だけでなく私の住む茨城県も大きな被害を受けました。そこでカメラマンとして何か出来る事は無いかと思い、茨城県の写真をnoteで販売しています(14枚@300円)
この売上は全て災害義援金として募金させていただきますので、このブログを読んでいただいた方でガチャ1回分くらい募金してもいいよ!と言う方はぜひご支援いただければ非常にありがたく思います。
それではより良いカメラライフを!
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