みなさんこんにちは
ストックフォトの記事を更新していくと言ったが気分が乗らない茨城のカメラマン仲居です。
今回は寒くて中々やる気が出なかったイルミネーションを撮影したので、いまさら(12月20日現在)ですが初心者向けに簡単な撮り方をご紹介していきますね!
ちなみにイルミネーションでポートレート撮影したい方は↓の記事でも紹介しているのでぜひご覧ください。
イルミネーション撮影するなら揃えておきたい物!
一眼レフでイルミネーション撮影をする場合は、以下の物を揃えておくと「失敗」せず楽しく撮影できますので、ぜひ準備しておきましょう!
イルミネーションだけでなくあると便利な【三脚】
手持ちでも撮れなくは無いですが、PCやスマホで見たら微ブレで使えない写真だった…
なんて事がほとんどなくなるので持ってない方は、安くても構いませんので持っておきましょう。
三脚があればISO感度を下げた高画質な写真や、長時間露光による「人混みを消す」撮影なんかが可能になるため必須と言えます。
一眼レフ初心者の方はベルボンやSLIKあたりのメーカーが安くて家電量販店で実物を確かめながら買えるのでおすすめ。
シャッターを押す時のブレを防ぐリモコン&レリーズケーブル
星撮影やイルミネーション撮影ではシャッター速度が遅くなる関係で、シャッターを押した瞬間にブレが発生する状態になってしまいます。
それを防ぐためにはタイマー撮影やスマホアプリの連携によるシャッターが出来ると便利です。
しかし、タイマーやアプリは撮影レスポンスがあまり良くないため、レリーズケーブルやリモコンがあると快適にイルミネーション撮影を楽しめます。
(※リモコンは300円~互換品が販売されていますが、反応が悪くおススメしません)
Kenkoから各社対応のレリーズケーブルが1,500円前後で販売されているので、持っているとマクロ・星・花火・イルミネーション撮影等がスムーズにできるため1つは持っておきたいですね。
ユニクロのウルトラライトダウン
これはガチで大事。健康よりも大切な物は存在しないと言っても過言ではありません。
特にユニクロのウルトラライトダウンは定価5,000円ほどですが、不人気色は半額以下で売ってる所を良く見るので、見かけたら即買い安定なくらいバツグンの温かさ!
ウルトラライトダウンの良さはコスパ以上の温かさと思われがちですが、特筆すべき点は荷物が多くなりがちなカメラマンに優しいコンパクトさではないでしょうか?
小さくまとめればレンズ1本分のスペースに収まるダウンってすごい…!
温かいのに薄手なため、冬のインナーとしても着ぶくれしないので冬撮影では必須アイテムと言えます。
イルミネーションのカメラ設定
さて、次はカメラの設定をしていきましょう。
今回はすごく簡単です!
- 撮影モード=絞り優先オート
- ISO感度=100
以上!
難しい設定などは不要で、白トビにさえ注意すればシャッターを押すだけでイルミネーションをキレイに撮影することが可能です。
ボカしたければF値を1.8など開放、クッキリ写したければF値を16~22まで絞ってシャッターを押せば、あとはカメラがいい感じに仕上げてくれます笑
もし明るすぎて白トビするor暗い場合は「露出補正」を+/-で調整すればOKです。
写真を見ながらイルミネーションの撮り方を解説!
まずは普通にイルミネーションの風景を撮りました。
…自分でもびっくりするほど普通の写真です笑
レンズ=広角17mm
絞り=F13
シャッター速度=2.5秒
特に何も考えずにシャッターを切っただけで、カメラが自動的に2.5秒を選択してくれましたね!
このようにイルミネーション撮影は三脚とレリーズさえあれば誰でも手軽に撮影することが出来ます。
明るいレンズなら手持ち撮影も可能!
明るい単焦点レンズを持っていて、ボカした写真しか撮らない!と言った場合は手持ち撮影も十分可能です。
この写真は…
レンズ=中望遠85mm
絞り=F1.8
シャッター速度=1/80秒
な、なんとF1.8であればISO感度100にも関わらず、1/80秒のシャッター速度で撮影出来ています。
これならばISO感度を多少上げれば十分手持ち撮影が可能なレベル。
明るいレンズの代表と言えば単焦点50mm/F1.8がどのメーカーでも安価で買えて、色々な撮影に使えるので持っておきたいですね。
背景ほわわわん!イルミネーションでもマクロレンズが大活躍!
イルミネーション撮影でも、浅くて寄れるピントのマクロレンズが大活躍です。
この写真は…
レンズ=90mmマクロ
絞り=F3.2
シャッター速度=1/50秒
さすがにマクロだと手持ちは厳しいため、三脚で撮影しています。
とは言えさすが中望遠マクロレンズ!圧縮効果を生かした背景の大きなボケ感が、被写体をクッキリと浮かび上げた魅力的な写真になりました。
また、マクロレンズの「寄れる」特徴を生かせば、他の人とは違ったイルミネーション写真の表現が出来ます。
↑例えば、使っていないレンズの表面に映るイルミネーションを撮影してみる。まるでイルミネーションの宇宙やー!
標準ズームや50mm単焦点では出来ない、マクロレンズならではの表現が可能。
マクロレンズはピントが非常に浅く、三脚必須ですが1本で色んな撮り方ができるのでおススメです。
ちなみにこちらは…
絞り=F13
シャッター速度=6秒
ここまで絞ってこの写りとシャッター速度なので、手持ちではブレブレの写真になってしまったと思います。
マクロレンズは純正も良いですが、TAMRONの「カミソリマクロ」や「タムキュー」と呼ばれる90mm/F2.8がニコン/キヤノン/ソニー用で展開されていてコスパも良く非常におすすめ。
1回はやってみたい!玉ボケだけの写真
一眼レフを持っている人なら1度はやってみたい!玉ボケだけの写真です笑
レンズのフォーカスを操作して、思いっきりピントを外すだけで簡単に撮影することが出来ます。
この写真は…
レンズ=中望遠85mm
絞り=F3.2
シャッター速度=1/30秒
手持ちではちょっと苦しいシャッター速度ですね。
ちなみにF値を開放して撮影すれば、レンズによりますがボケはキレイな円になります。
しかし今回はイルミネーションの密度が高く、F1.8で撮影するとボケがうるさくなりすぎるので少し絞って撮影しました。
この玉ボケだらけの写真はどんなレンズでも撮影できるので、カラフルなイルミネーションを見つけたらぜひ試してみて下さいね!
水辺を見つけたらリフレクションのチャンス!
イルミネーションを撮影してる時に噴水や池、水たまりなどの水辺があればリフレクションを積極的に狙って幻想的な写真を撮りたいですね。
この写真は…
レンズ=50mm
絞り=F1.8
シャッター速度=1/60秒
水面にカメラをギリギリまで下げて手持ちで撮影しました。
絞りを開放したことと、水面に対して水平を意識することで夢の中にいるような写真になったと思います。
また、リフレクション撮影ではF値を絞ってもステキな写真になります。
同じ50mmのレンズで…
絞り=F16
シャッター速度=10秒
三脚は必須ですが、開放と違いF値を絞る事でイルミネーションが光芒になってキラキラしています。
また、水面のリフレクションも加わって全体がなんだかとてもゴージャスな印象になりましたね。
他にも車や建物、そしてスマホやタブレットのガラス反射なんかでもリフレクションが狙えるので、見かけたらチャレンジしてみください。
↑スマホ画面に反射したイルミネーションをリフレクション撮影してみました。
他の人とは変わった写真が撮りたい人にはおすすめです。
レンズに付けてキラッキラ!光芒を生み出すクロスフィルター
3,000~5,000円程度で買えるクロスフィルターを付けてイルミネーション撮影しても面白い写真が撮れます。
クロスフィルターとは、名前の通り光源がクロスしたキラッキラな写真が撮れるレンズに付けるフィルターです。
例えば↓の写真に…
F値は11と絞っているので、すでに手前は光芒が出ていますがクロスフィルターを装着して写真を撮ると…
光源が全部キラッキラに!!!
まぁさすがにこれはやり過ぎ…と言うかうるさいですね笑
↓こんな感じとか…
↓こんな感じに!
このようにクロスフィルターをレンズに装着することで、イルミネーション撮影をより特別な印象で撮る事が出来るようになります。
また、イルミネーションだけでなく、夜景撮影や星景写真、コスプレ撮影なんかでも特別感がある写真が撮れるため変わった写真を撮りたい方にはおすすめです。
イルミネーションは色んな撮り方が楽しめる!
ただし防寒さえしっかりできていれば!
いや、ほんと撮影すると夢中になって翌日風邪をひいたり、下手したら凍傷とかありえるので温かい飲み物やカイロなんかもしっかり準備して撮影に臨んでくださいね。
防寒が出来ていれば、イルミネーション撮影は非常に楽しく!そして色んな撮影表現が出来る練習にもなるので「何となくシャッターを切った」ではなく「こう撮ったら面白いかも?」と考えると写真が上達する…かもしれません笑
いかがでしたでしょうか?
冬の季節だけですが、せっかくなので存分にイルミネーション撮影を楽しんでくださいね!
次回もよろしくお願いします!
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