みなさんこんにちは。
秋が近づくと可愛らしいコスモスの季節ですね!
今回はそんなコスモスを、一眼レフの交換レンズ毎におススメの撮り方や仕上げ方をご紹介します。
広角レンズ(15~24mm前後)を使ったコスモスの撮り方

まずは一番画角の広い広角レンズでのコスモスの作例から紹介していきます。
↑の写真は16mmの超広角で撮影しました。
広角レンズと言うと、どうしても「引き」で撮りたくなりますがコスモスの場合、花自体が小さく引きで撮ると何が写っているか分かりづらくなってしまいます。
そして広角レンズはその特徴として接写に強いレンズがほとんど。ですので、こうやって思いきり寄って空と花畑を両方入れてあげると気持ちの良いコスモス写真になりますね!

広角レンズを使うならば接写能力とピントの深さを利用して、空を見上げるように撮るのも楽しいです!
↑の写真は広角レンズを思いっきり絞ったF11にして、地面にカメラを置いて空に向かってシャッターを切りました。
まるで自分が小動物になったような不思議な視点になり、ボケが無くても可愛らしい雰囲気になっていますね。
特にコスモスは背が高く、カメラを下げて撮影できるので簡単に同じような写真が撮れます。花弁が薄く、光を通して透明感が出るのもコスモスの魅力。

標準レンズに近い広角25mmを使ってF1.4の非常に明るいレンズで撮影しました。
F1.4と言う明るさを活かした大きなボケでふわっとしたコスモスらしい写真になりましたね。
…そんな明るいレンズ持ってないよ!
そんな声も聞こえてきそうですが安心してください。このレンズは以前こちらで紹介した、たったの14,000円で買える中華レンズで撮影した写真!
ボケが大きなふわっとした写真がコスモスにはピッタリなので、明るいレンズを持ってない方はチェックしてみてくださいね。
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マクロレンズを使ったコスモスの撮り方

やはり花を撮るとなるとマクロレンズの出番です!
↑の写真は「カミソリレンズ」で有名なタムロンの90mmマクロレンズで、コスモスの花粉を集めるミツバチを撮影しました。
マクロレンズと言うと、どうしてもF2.8くらいの開放でフワフワに撮りたくなりますが、ここではミツバチを主役にしたかったのでF値をしっかり絞ってF11でミツバチ全体にピントが来るよう調整。
残念ながらハチの目にピントは来ませんでしたが、しっかり絞った事で毛並みまでしっかり写っていますね。
もしミツバチとコスモスを撮りたい場合、ミツバチは2~3日晴天が続く前日に飛ぶ習性があるので天気予報で週間天気を見ておくと撮影チャンスを見つけられます。

一部のカメラ界隈ではタブーになっていそうなF22までググっと絞って撮影しました。
一般的にF値は11~16以降は解像度が落ちると言われていますが、私の場合は画質よりも結果の写真を優先してるためほとんど気にせず撮っています。
マクロレンズは90mmと中望遠に加え、どうしても被写体前後に距離がでるため良くも悪くも大きなボケが生じます。そのためF値は通常のレンズよりも絞った方が良い結果に。
↑の写真は限界まで絞ったおかげでコスモスの花粉と花弁がしっかり写っていてお気に入りの写真になりました。

マクロレンズならではの写真として、花弁にクローズアップして撮影してみました。
3つに分かれた花弁の先と、ちょこんと乗った花粉が可愛らしい写真になりましたね!
F値は2.8でもよかったのですが後ろのコスモスが、ボケ過ぎて何か分からなくなってしまったので少し絞ってF4で落ち着きました。
望遠レンズを使ったコスモスの撮り方

望遠レンズは先ほどのマクロレンズ同様に、比較的F値を絞っても望遠の特徴として背景が大きくボケます。
そのため、あまり低いF値にすると背景が溶けすぎてしまい何が写っているのか分からなくなるので、適度に絞って撮影した方が個人的には良いと思います。
↑の写真はあえて絞ってF8でコスモス畑の雰囲気が出たのではないでしょうか。

こちらは500mmの超望遠レンズをF8まで絞って撮影しました。
超望遠レンズらしい圧縮された画と、大胆な前ボケで真ん中のコスモスが浮き上がっていますね!
このように望遠レンズは被写体だけでなく、前景と背景をしっかり入れて撮影するとレンズの良さが出ると思います。

今度は絞り開放から1段絞ったF6.3でコスモスをぶち抜きました。
ザ・望遠レンズといった背景がトロトロに溶けたメルヘンチックな写真!
個人的には絞った写真の方が好きですが、こういったボケボケの写真もたまにはいいですね。

コスモスは比較的背が高い花ですので、場所によって文字通り頭一つ抜けたコスモスがあると思います。
そういった時は望遠レンズでもなるべく地面スレスレに構える事で、このように空バックで抜く写真もいいですね。
まるで背景を消したかのようなミニマルな写真になっています。
オールドレンズを使ったコスモスの撮り方

コスモスの柔らかいイメージはオールドレンズとも相性がピッタリ。
↑の写真は「AUTO-Takumar 55mmF1.8」を変換アダプターを使って撮影しました。
このタクマーシリーズはM42と言うねじ込み式の汎用マウントなので、変換アダプターを噛ませれば各社の一眼レフやミラーレスカメラで簡単に使えるので敷居が低くておススメ。
オールドレンズはメルカリやヤフオク!、カメラのキタムラ(特にジャンクコーナーがある大型の店舗)なんかで手に入りますが骨董品のような物で当たりハズレがあります。
運よく状態の良いオールドレンズを見かけたら対応するマウント変換アダプターがあるか調べてチャレンジしてみましょう!ステキなレンズとの出会いが待っているかも知れません!

こちらも絞りを開放にしたゆるーい描写のコスモスです。
オールドレンズはこのくらいフワっと撮った方が魅力的ですね!
ピントがどこあるか分からないくらいですが、オールドレンズらしくていいと思います。
いかがでしたでしょうか?
交換レンズ毎におススメの撮り方を紹介しました。
どのレンズでもそうですが、花を撮る際には安くてもいいので三脚を使ってしっかり構図を決めて撮ると写真のクオリティが1段上がります。
特に望遠とマクロレンズはシャッターを押す振動でもブレてしまう可能性があるので、面倒くさがらずに草木を踏んだり通行の邪魔にならないように配慮しつつ三脚を使うのがおススメ。
次回もよろしくお願いします!
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