カメラマンから嫌われるコスプレイヤーのNG行動

コスプレ撮影

みなさんこんにちは。

コスプレ界隈を見ていると強いビジュアル&クオリティの高いコスプレイヤーなのにいつも「カメラマン募集」ツイートをしている人を見かけませんか?

私は最初「あ、これくらいコスプレのクオリティが高いとカメラを選ぶ側なんだなぁ」と思っていましたが、実は別の理由があるんじゃないか?というのが見えてきました。

それは…

カメラマン側から色々な理由を付けて撮影を避けれられている。

という事実。

表面上は「その日はあいにく…」とか「別件で用事が…」とやんわり断っていますが、そうしたカメラマンの中には「この人は〇〇だからなるべく撮りたくない」と思っている人も少なくありません。

なぜそう思われてしまったのか?

多少嫌われてしまうのを覚悟しつつ、カメラマン目線で「潜在的厄介レイヤー」のNG行動をまとめます。

特にコスプレを始めたばかりの初心者レイヤーさんは、せっかく出会った「比較的まともなカメラマン」に嫌われて「害悪カメコ」に引っかからないよう気を付けて欲しいですね!

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①撮った写真が使われない「冷凍保存系コスプレイヤー」

①撮った写真が使われない「冷凍保存系コスプレイヤー」

カメラマンは口には出しませんが100%…そう全てのカメコは思っています。

この前撮った写真はいつTwitterにアップされるんだ?

撮影募集には1か月以内にデータ送付とあり、1週間以内に送ったのだが…もしかして写真のアップは無期限なのか…?使えない程のゴミ写真だったのか?

(私は最速納品を目標にしているので普段から当日中にデータを渡しています)

もちろん、大前提で顔や体型の修正作業に時間がかかるのは分かります。

それをカメラマンは理解した上でどう思っているのか?

カメラマンにとって写真=料理と思えばわかりやすい※超重要

カメラマンにとって写真=料理と思えばわかりやすい※超重要
自分で料理&撮影するので両者の共通点が良く分かります

昔から写真=料理と言われており、私は撮影に使う料理を自分で作る事もあるので良く分かります。

カメラマンからすれば…

  • 被写体→野菜や肉などの素材
  • カメラ機材→包丁やフライパン
  • ライティング→焼く煮るなどの調理
  • 現像→味付け、仕上げ

このような感じ、まさに料理とおなじ工程ですね!

カメラマンは素材に対し、ライティングや撮り方でカレーを作るか肉じゃがにするかを試行錯誤して撮影し、現像では洋風か和風かで味付けを変えているワケです。

(現像は人によって数時間~丸1日使う人も…)

この撮影=料理を覚えておいて貰えれば、カメラマン側がどう思っているかが少しわかると思います。

写真を使って貰えないのは出された料理に口を付けないのと同じ

先ほどの流れを理解して貰えれば、撮った写真を使って貰えない事は…

出てきたご飯を一口も食べず、いきなり冷凍庫(もしくはゴミ箱)にブチ込む

とまったく同じ気分を味わう事になります。

もし自分が逆の立場で、料理を注文されて作ったのにいきなり冷凍保存されたり、完全に冷え切って(1か月以上)からレンジで温めなおされたらどう思いますか?

いや!一口くらい食べて!温かいうちにさ!!!となりませんか?

そう考えると結構サイコパスな気がします笑

初心者レイヤーさんは特に加工に時間かけがちですが、いきなり高クオリティに拘らず、まずは撮ってもらった写真を使う事から始めるとカメラマンとの関係を円滑に出来ると思います。

②1-2枚だけしか使わない「上澄み系コスプレイヤー」

②1-2枚だけしか使わない「上澄み系コスプレイヤー」

こちらは特に明言するカメラマンが少ないですが、80%以上のカメラマンが実は写真が使われる「掲載率」を気にしています。

掲載率とはカメラマンが渡したデータの内、何枚くらいを使って貰えたかの割合です。

明確に計算してる人はほぼいないと思いますが、カメラマンなら「どのくらい使ってくれるか?」は次回撮影を頼まれた際に受けるか断るかの判断基準になります。

例えば1時間で100枚撮影したとして、捨てカットが30枚、レイヤーさんに渡すデータは70枚程度。

その70枚のうち、同じポーズで縦横・表情違いが含まれるので、実質カット数は2-30枚程度になると思います。

個人的にはここから2割程度の4-5枚使って貰えたら嬉しいな、くらいの気持ちですが中には1-2枚(提出データの1割以下)しか出してくれないコスプレイヤーの方も…

先ほどの料理で例えると、準備に何時間もかけたのに1口食べてハイおしまい。と同じです。

まぁ単純に写真のクオリティが低い場合があるので一概には言えませんが、カメラマンからすれば心象が良くないのは間違いありません。

さすがに全部使え!とは口が裂けても言いませんが、やはり3-4割使ってくれる人は非常に好印象で誘って貰えればほぼ断る事はないでしょう。

初心者レイヤーさんは差分カットを除いて使えそうな写真はパパっとアップしておくと◎です

③色味の大幅な修正、画質低下の「味変系コスプレイヤー」

③色味の大幅な修正、画質低下の「味変系コスプレイヤー」

これはカメラマンの中でも賛否が分かれる課題です。

しかし気にしない人もいれば、一発レッドカードでフェードアウトする人も居るので注意が必要。

これも大前提として顔や体型の修正はレイヤーさんの必須作業としたうえでご紹介します。

色味の大幅な修正とは、背景を真っ青にしたりコントラストを異常に落としたり等が挙げられます。

ここまで読んでいただいた方はもうお分かりですね、そう!これは出来立てのカレーにマヨネーズをぶちまけるような物です!まだ食べてないのにいきなりの味変!

カメラマンからしたら、まるで「お前の写真は薄味なんじゃ、ワイが直したる」と言われているのと同義です。これは怒る人もいれば自信を失ってしまう人いるので禁忌に近いかも知れません…!

雰囲気を変える予定があるならば撮影時やDMでレイヤー側で色味を変えていいか確認しましょう。

(私の場合は予め撮影後にデータは好きに加工して良い。と伝えておきます。)

もしくはカメラマンに「こんな感じで…」とイメージを貰えれば逆に現像時の迷いが無くなるので嬉しいまでありますし、言って貰えた方が勉強になるのでありがたいです。

特に初心者レイヤーさんは無意識に「このフィルター…エモっ!」と加工が楽しくなりがちですので、事前にカメラマンに確認しておくといいですね!

自分で直すのは顔と体型に留めておくのが無難でしょう。

大幅な画質低下は言わないだけでカメラマンは嫌がる。

ぼじょぼじょに画質が劣化した写真をTwitterで見ると悲しくなります…。

なぜカメラマンがカメラ以外に、ストロボやソフトボックスなどのライティング機材を持ち込むのかお判りでしょうか?バチバチに明るく撮るため…もあります。

しかし、実は今のカメラは非常に高性能でライトが無くても、たとえ真っ暗でも明るく撮影する事自体は出来るのです。(※ISO感度。説明するとあまりにも長くなるので割愛)

ですがそれでは納品データの画質が撮影時点で低くなってしまうため、大きなライトや撮影機材を大量に持ち込み、画質の低下を極力抑える努力をしているのです。

その結果、拡大すれば毛穴まで見えるような高画質写真を書き出す事が可能になり、レイヤーさんが修正をして画質が落ちても、なおキレイな写真に仕上がります。

カメラマンからすると高画質なまま顔や体型を修正できる&カメラマンも使うアプリとして有名な「Photoshop Express(旧FIX)」はほとんどの機能を無料で使えるうえ、簡単な操作で画質を落とす事なく自然な修正が出来るのでおススメです。

カメコの霊圧が消えた…?と思ったら自分のメディア欄を振り返ってみよう

もしいつもカメラマンを探している、カメコに声をかけてもなんだかんだ断られる。併せで一緒になったレイヤーが捕まえたカメラマンを利用している。

そんな経験があるコスプレイヤーさんは、ぜひ自分のメディア欄とカメラロールを振り返ってみて下さい。

今からでも遅くない(たぶん)ので、まとめて加工してじゃんじゃんTwitterにアップしましょう!そうすればカメラマンもフォロワーもきっと喜ぶと思います。

投稿する本文を考えるのが大変?そんなの「お気に入りだからまとめてアップしちゃお♡」ぐらい適当で大丈夫!

カメラマンからすれば、使われなかった写真は一口も食べずに料理をゴミ箱に捨てたのと同じなので、写真をムリに褒めたりせずとにかく投稿しておけば悪い印象はありませんよ!

逆に「もうこのカメコはいいかな」と思っているなら、ここまで紹介した事をすれば余裕で縁を切れると思います!

初心者レイヤーさんは特にデータを貰ったらおしまい。にならないようご注意ください。

いかがでしたでしょうか?

次回もよろしくお願いします!!

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